二月一日は正月3が日以来久々に忙しかったです
月次祭(つきなみさい)
(毎月1日と15日斎行しております定例の祭式)に加えて
地鎮祭(出張祭典)が1件
厄年の厄払いが3件
人形祓い(古くなった人形を供養しお祓いすること)のご依頼1件
それから
ご予約いただいていない飛び込みの御祈祷依頼が1件ありました
突然、予告なく(突然というのは大概予告の無いものですが)
黒い車が境内の駐車場に入って来まして
車の中からスキンヘッドの強面の男の人と
”木曽路”か”かごの屋”か
日本料理店の仲居さんのような恰好(よく見たら作務衣だったのですが)
をした女の人が降りてきまして
スタスタと社務所へ・・・
『な、何?』と、
ちょっとビビりながら身構えておりますと
「あの~、御祈祷お願いしたいのですが…」
『はぁ~、よかった』
『で、願意は何でございましょう?』
「はい、そうですね、神恩感謝と寺門隆昌でお願いします」
『へ? じ、寺門隆昌?あの~、お寺様ですか?』
「はい、住職です、妻です」
『はい、承知いたしました、それではご準備させていただきますので
拝殿におあがりいただいて、少しお待ちいただけますでしょうか』
さぁ~大変
わたしゃ、まだまだかけだしの新米神職
そんな、突然の、しかも”寺門隆昌”だって、
そんな御祈祷内容の祝詞、どないすんねん~
と、思いながら、
安全祈願・商売繁盛・家内安全・新年祈願等々
いくつかの祝詞を引っ張り出して
”家内安全”の祝詞を添削して
鉛筆で神恩感謝と寺門隆昌の願意の言葉を付け加えて
大至急で作文した急ごしらえの祝詞を懐にして…
『お待たせいたしました、それではただいまから
神恩感謝・寺門隆昌の御祈祷をご斎行申し上げます』
乗り切りました~!!!
何よりの驚きは
お寺の御坊様の御祈祷依頼です
いろんな意味で勉強にもなり、ありがたかったです~
”寺門隆昌”、心よりお祈り申し上げております~