注連飾り(しめかざり)と門松 | ミックスココアのひとりごと

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気ままに思いついたことを折々に

正月三ケ日も過ぎて

今日から仕事始めという方も

多かったのではないでしょうか


ところがお正月の松飾りは

松の内まで、まだ飾ったままです。


松の内というのは

一般的には1月6日まで

(地方によっては14日までのところもあります)


新年に入って初めて出会う人に

新年のご挨拶をするのも

この松の内までで、

7日以降は普段のご挨拶に変わります。


ところでこの松飾り、

門松と注連飾り(しめかざり)のお話です。


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注連飾りは、玄関口や家の神棚に飾るもので

元々は神社が注連縄(しめなわ)を

張り巡らせるのと同じ理由で

年神様を迎えるのにふさわしい

神聖な場所であることを示すものです


注連縄(しめなわ)が簡素化されて装飾性を増し

注連飾りへと変化してきました


注連飾りは、注連縄に

ウラジロ、ユズリハ、ダイダイなどを

あしらって作りますが

水引や梅花などを添えて

より華やかなものも売られています。


ちなみにウラジロは常緑の葉で長寿を

ユズリハは

新しい葉が出てきて初めて古い葉が落ちることから

次世代に家系を譲って絶やさぬ願いを込めて

また、ダイダイは

家が代々栄えるようにとの願いが込められた

いわゆるダジャレのルーツの縁起物です


なお、みかんはダイダイの代用品で

あくまでもダイダイが本来の素材です。


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門松は門前もしくは玄関前に

左右一対並べるのが一般的で

玄関に向かって左側を雄松(おまつ)、

右側を雌松(めまつ)といいます。


もともと本来は新年を迎えるにあたり

年神様が降りてこられるときの目印として

木を立てたのがそのルーツです


杉や檜など色々な木の中から

特に松に限定されるようになったのは

平安時代以降からで

松には神が宿ると考えられていたためです


この頃に、

松の樹一本だけだったところに

長寿を招く縁起物として

竹が添えられるようになり、

現在のように

左右一対立てるようになったのは

江戸時代以降です。