正坐 | ミックスココアのひとりごと

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気ままに思いついたことを折々に

今日、ちょっとしたイベントがあり

桂雀々師匠と1時間ほどお話する機会がありました。


落語家桂雀々師匠は、故桂枝雀師匠に入門し

僅か4ヶ月後に枝雀独演会で初舞台を踏むという

実力の持ち主です。


その話芸は師匠の枝雀を彷彿とさせ

礼儀正しい人柄でテレビタレントとしても

関西では人気抜群です。


その師匠に正座について尋ねてみました。


落語一席演じると短くても数十分

長ければ1時間以上ずっと正座です。


高座には座布団が敷いてあるとはいえ

長時間の正座は辛くないですかなどと愚問ですが

お尋ねすると

真剣に演じている時は

足の痛みを感じない、

人の話を聞いてる時は10分でも

足が痛いとのことでした。


真剣に集中していると

痛みを忘れるということなのでしょうか~


神職の作法実習で

神前での正坐が辛いなどと

弱音を吐いておりましたが

真剣に集中できてないってことなのでしょうか

ちょっとショックでした。


一言で言うとまだまだ修行が足らないということのようです


けどね、

ふっと思ったんです。


時代劇のテレビドラマ見てますとね

水戸黄門でも大奥でも何でもいいのですが

侍や町人に扮した役者さんが

正座して会話するシーンが出てきます。


よくよく見てるとその正坐の場面、

大概、長いシーンはないんですよ。


ワンカットが結構短いんです。


つまり、時代劇の中の役者さんも

長時間の正坐のシーンは苦手ということです


時代劇の役者さんと

落語家と神主とを比べるものではないかもしれませんが

どうやったら長時間の正座が苦も無くできるようになるのか

真剣に集中することと

慣れで克服できるのでしょうか


芸者さん、お坊さん

華道・茶道の家元

落語家、等々

長時間正座ができる人って

すごく尊敬しちゃいます。


そんなことをグダグダと考えておりました~