今日は、日頃お取引いただいている
お客様の事務所に、ご挨拶にお伺いしました。
私が訪問させていただくのは初めてですし
初対面です。
普段は営業担当者が訪問しており、
また、先方のご担当者にしか
お会いしたことがないというので
それでは一度、
代表者様にお会いさせていただこうということで
あらかじめ面談のお約束を
いれさせていただいたうえで訪問いたしました
受付の方にご挨拶をして
名乗りますと
「お待ち申し上げておりました」と、
ご丁寧にお返事くださり、
応接室にご案内をしていただきました。
「どうぞ、おかけになってお待ちください」と、
お勧めいただきましたが、
もちろん立って待っておりました。
その間、ほんの1分ほどの間ですが
応接室を観察しておりました。
壁に額が飾ってありました。
と、そこへ、代表者様が入ってこられました。
先様に大きなお取引の話を持ってきたわけでもなく
ま、いわば表敬訪問ですので、
『この忙しいときに・・・
わざわざ来てくれなくてもいいのに…』と、
心の声が聞こえたような聞こえなかったような…
初対面のご挨拶をして、名刺交換をして
さあ、これから雑談、世間話…
ま、これがビジネスの世界では慣例ですので…
さて、そこで、
壁の絵を褒めました。
実はその絵は、平山郁夫画伯のリトグラフで
≪120/250≫ってシリアルナンバーが入っていました。
平山画伯はシルクロードへの憧憬をモチーフにした作品で
著名ですし、またこの作品は
鮮やかなブルーが幻想的な素敵な作品でした。
素直に
「平山郁夫画伯のリトグラフですね、
シルクロード・ブルーが幻想的ですね。」
と感想を申し上げました。
さあ、途端にお顔の表情がガラッと変わりました。
にこにこと穏やかな表情になり
さっきまでの
『何しに来た?』って感じの表情から
一変して
「いや~、よくご存知ですね、
平山郁夫が大好きでね~…」
初対面と感じさせないくらいに
いっぱい色んなお話しをさせていただくことができました。
思いました。
たまたま、平山画伯のリトグラフだと分かったこと
平山画伯がお好きだったこと
それを褒めたこと!
ここが大事!
自分のお気に入りを褒められて悪い気がするわけないですよね
褒めるのは苦手っていう方もおられるかもしれません
けど、それが仕事なんです、営業は~
最初は仕事だと思って褒めるモノを無理して探していても
そのうち次第に褒めることに慣れてきて
褒めること自体がそれほど難しくもなんともなくなってきます
そうすると、ますます人間関係がスムーズに運ぶようになります
今日、改めて、偉いぞ、自分って思いました。(あはっ)