東日本大震災の被災地の長い春休みが終わり
なんとか新学期を迎えることができた小学校が
ニュースで流れていました。
被災地の子供たちにとって
消えることのない傷跡を残した
春休みになってしまいましたね
元気な明るい笑顔が戻りますように
ただ祈るばかりです。
ところで学生時代の春休みと言えば
アルバイトじゃないでしょうか
春休み・夏休みにどんなバイトをされましたか
色々と風変わりなバイトもあるようですが
思い出に残っているバイトがいくつかあります
夏休みにデパートでカブトムシを売りました
このバイト自体は
決して難しい仕事ではないのですが
問題は昼休みのランチタイムなんです
デパートには社員食堂があって
交互に交替してこの社員食堂でお昼ご飯をいただきます
当然ですが、
右も左も前も後ろも
全員同じ制服の女性店員さんばかりです
360度の周囲、何十人って女性の集団
そんな中でたった一人
食事なんか喉を通りません
翌日から、
お昼は一人で
屋上でパンをかじっていました
ウブでした~
春休みには植林しました
ご存知ですか
杉や檜の苗木を何十本も背負って
山の斜面を登りながら
つるはし(工事道具)で1~2mくらいの間隔で
穴を掘って1本づつ植えていく作業です
1日に何百本も、毎日毎日
山の斜面を登っては降り、
登っては降りの繰り返しです
この仕事は全身筋肉痛になります
きれいに生えそろった杉や檜の山は
実はこんな地道な仕事から始まる
何十年もかかって育てる根気のいる仕事です
あの檜は今頃
どれくらいの太さに育ってるでしょうね~
シイタケの栽培
クヌギという種類の木を2メートルくらいの長さに
チェーンソウ(電動のこぎり)で切りそろえます
これを原木(げんぼく)と言いますが
次にこの木に電動ドリルで等間隔に深さ2センチくらいの
穴を開けていきます
その穴に
シイタケ菌(おがくずに混ぜ込んだもの)を詰めていき
溶かしたろうそくを刷毛で塗って蓋をしていく作業です。
湿度の高い風通しの良い
日陰に立てて並べておくと
やがてシイタケが芽吹いてきます
シイタケってこうやって栽培するってご存知でしたか
あのシイタケの原木は
今どうなっているでしょうね~
放射能汚染の風評被害で
出荷できなくなったシイタケの
ニュースを見て
シイタケ栽培の作業を思い出していました。
船を失った漁師の皆さんだけじゃありません
農家の皆さん
林業関係者の皆さん
実際に農作業をしたことのある者にしかわからないかもしれない
その苦労を思うと、
その悔しさを考えると、
やりきれない思いでいっぱいになります。