自衛隊員・被災現場からの報告1(3月22日)(3月26日) | ミックスココアのひとりごと

ミックスココアのひとりごと

気ままに思いついたことを折々に

被災現場で活動しておられる

友人の自衛官の報告を

ブログの記事に掲載して欲しいとの

依頼を受けました。


快くお引き受けいたしたく思います。

以下がその原文です。




≪私の幼馴染が 

自衛隊員をしています。
彼が、友人同士の私的なサイトに

UPしてきた限定記事です。
内容が内容なだけに

興味本位で見ていただくのは不本意ですが
彼が置かれている現場の実状と

彼の気持ちを
少しでも多くの人に知っていただきたく
この記事を送ります。
彼には、了解を頂きました。
どうか 暖かい 支援の輪が広がりますように
よろしくお願いいたします≫



2011/3/22
久しぶりです
今、宮城県の○○郡に自衛隊は出動してます
こっちは、燦々たる状態です。

停電、断水の状態であり、

海岸線の家屋は

大半が津波で流され酷い状態です。

被災者の皆さんは立て直しに頑張ってみえますが、

各行政も被害を受けたため、

支援もままならない状況です。

最寄りの行政機関に支援窓口があれば、

水、食べ物、紙オムツ、赤ちゃん用ミルクや離乳食、

毛布、等々の支援がいいかと思います。
現地でなくても、

離れた所からのボランティアは可能なのでお願いします。



2011/3/26

今日は宮城県○○市○○町の○○校跡に来てます。
ここは、棺におさめられた遺体の仮安置所です、

ここには約700体ほどの遺体が遺族を待っています。
しかし、半分ぐらいの遺体が身元不明です。

全ての遺体は津波によって命を落とされた人達で、

住所を照合出来ない状況です、

遺留品もほとんどない状態で、

せいぜい衣類と腕時計、ネックレス程度で

警察も困り果てている状況です。

昨日まで現場で遺体捜索、

搬送してましたが、

今はガレキに埋もれた遺体を探す状況で

あまりのガレキの多さと、

被災地の広さに

自衛隊の隊員とその装備を以てしても

追いつかない状態です。

当初は見えている遺体収容でしたが、

今はガレキの中から探し出す状況で、

津波に押し流された遺体は

どこにあるか分からない状態です。

だから、

ほとんどが身元不明になってしまいます。

まだまだ、被災地は支援物資が

足りていないようです

みんなの支援に期待します。