無駄な物は不要なモノですか | ミックスココアのひとりごと

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気ままに思いついたことを折々に

大地(土地・地べた・地面・土の上)を歩いて行く姿を想像してみてください。(どんな格好でもいいですから)

適当な歩幅で歩いて行くその足跡だけの面積しか地面が無かったとしたら、足を踏み下ろすその面積だけあれば、理論的には歩いて行けるはずです。それ以外の地面は無駄なんです。あなたの足跡以外は深い谷底です。

例えば、30センチくらいの間隔で立ち並んでいる電信柱のてっぺんを歩いて行けるか?と言うことなんですけど~


必要な面積はわずかな足の裏の面積だけでいいはずだといわれても、平らな地面が必要なんです。


無駄が恐怖を和らげてくれているのです、無駄が安心を与えてくれているのです、無駄が安らぎをもたらしてくれているのです。


例えば、建設工事現場の高い足場を囲うように覆ってある防護シート。あれは建設現場を外から見えないように隠してるんじゃないんです。強風をさえぎるために覆ってあるんじゃないんです。高いところで作業する人たちの視界をさえぎって高所作業の恐怖を取り除く効果があるんです。


エコだとか節約だとかとちょっと違うかもしれません。


例えばあなたが任されたプランの企画書を完成させるために4回も5回も作り直したとします。作り直してボツにした企画書の下書きは無駄じゃないんです、最終案の立派な企画書を完成させるために必要だったのです。その無駄があったからこそ完成することができたんです。


例えばあなたがクライアントの注文を聞いて何度も何度も見積書を作り直したとします。やっとクライアントに採用していただけた見積書を完成させるために、ボツにした不採用となった見積書は必要だったのです。


そういう意味では無駄な物は一つもありません、あなたが今してるその仕事は必要な仕事なんです。無くてはならない必要な仕事なんです。仕事に誇りを持ちましょう!