りんご | ミックスココアのひとりごと

ミックスココアのひとりごと

気ままに思いついたことを折々に

りんごが2個ありました。1個を幼稚園の子供に、もう1個を運動部員の大学生の男の子にあげました。1個ずつ「平等」に分けました。


幼稚園児の男の子は1個のりんごが大きすぎて半分しか食べられませんでした、もうそれでおなかいっぱいになってしまいました。


大学生の男の子は1個のりんごを全部食べても、空腹感が満たされず、まだ物足りません、もう半分ほど食べたい気持ちです。


今度は2個のりんごをそれぞれ半分に切って、4切れにしました。そのうち一切れを幼稚園児にあげました。残った3切れのりんごは、大学生の男の子にあげました。

一切れ食べた幼稚園児の男の子も、3切れ食べた大学生の男の子も、ちょうど程よくおなかがいっぱいになりました。

必要量に応じて、りんご2個を「公平」に分けたので、それぞれの空腹感を満たすことができました。


「平等」に分けることが必ずしも「公平」に分けることにはならないのですよね。


たとえばこんなことが身の回りにいっぱいあるような気がするのは、私だけでしょうか?