外のお仕事を終えて職場のあるビルへ戻ってきました、エレベーターホールまで来て、エレベーターを呼ぶためのボタン(このボタンのことをなんと言うんでしょうかね?)を押した瞬間、多分、「サムライウーマン」だと思うんですが、その香りが鼻の奥に広がりました。
周りには誰もいません。たった今エレベーターを降りて行ったばかりの方のいわゆる「残り香」です。嫌なにおいではありません、どちらかと言うとにおいフェチですから。
ふと、思いました。営業のお仕事の「残り香」って一体なんだろうなって。
お客様のところを訪問して、ひとしきりお話をして、帰ります。ただ単に資料をお届けするためだけに訪問しているのではないのです。それだったら郵送でもいいんです。残して帰りたい「残り香」、それが「印象」なんですよね。いい印象を残して帰りたい、お客様にいい印象を持っていただきたい。
そこから、気配りだとか、心配りだとか、第一印象だとか、そういうものをないがしろにしない営業のお仕事のエッセンスみたいな物が見えてくるのではないでしょうか。
ちなみに、職場の部屋の出入り口に姿見(鏡)が立ててあります。出かける前に全身を写して、服装チェック?笑顔のチェック?見た目の身だしなみのチェックだけに終わらず、心の身だしなみにも心配りができるようなそんな営業のお仕事ができるようになりたいです。
ところで、サムライウーマンの残り香はさわやかでした。