帰宅したところ | あまのじゃく看護師が行くのブログ

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現役看護師である中の人がその看護観+あまのじゃくな視点から書き殴ります。おもにコラム(column)ぐらいのもの。
時には生活感のある話題も☆

毎日のように介護スタッフ、看護スタッフの面接があるようだ。

そして昨日入りの時に看護スタッフの常勤社員になる人に会った。

50代後半の経験豊富そうな人だったので今後は安心なんじゃないかな。

辞める人が多いが入る人も多い。

辞めていく人が仕事を教えていてそして入った人も辞めたい場所で仕事を新しい人に教えてから来た。

変だ、何か変だけど人はこうして自分に合った職場を探しているのだろう。

そうやって社会は回っているのかもしれないね。

で、辞める中の30代の男性スタッフと話した。

彼は私がこの職場で初めて夜勤派遣で来た時に本当に細かく色々と教えてくれた人だ。

今回そういう細かさゆえに離職してしまうのだが、、、

もう4年半も前の話しだがあまりに細かく几帳面なので印象が強く昨日のように覚えている。

彼は今年になって精神崩壊気味になってしまった。

仕事中にいきなり個室に閉じこもり大声を出したり走り出したり転げ回った。
ステーションでゲームをし出し鬼の形相になっていた。
仕事中にうずくまり泣いてしまった。
3時間経つと帰ってしまうことしばしば、、、

彼は最初胃潰瘍っぽいので胃カメラ検査のためや療養で1週間休んだ。

出てきた日はニコニコして仕事をしていたが次の日からまたおなじ状態になった。

1ヶ月休んだりもしていた。

最近また出勤しているがおかしくなるということを私に打ち明けてくれた。

私は彼の話をじっくり聞いた。

薬を飲んでいるらしい。

この2ヶ月の間に自分が壊れていくような感じがしたので精神科へ行ったとのこと。

彼は自分を客観視できたので病院の門を叩いた。

薬、、、職場では落ち着いて仕事が出来るようなものを飲んでますとだけ言ったらしい。

しかし実際はかなりの量を飲んでいた。

飲むと安心するというのだ。

その中にはあきらかにプラセボもあったのでその効果は凄いなと思った。

常用したらもっと精神が崩壊するかもしれないという薬も入っていた。

私は彼の主治医でもなんでもないが飲んでいる中の危ない薬の話しはしてあげた。

そして彼は言った。

あまのじゃくナースと話したら何か、気持ちが凄く楽になった感じがします

ふっ!!私を誰だと思ってるの!?

彼は笑顔になって仕事に入っていった。

そんな彼は一旦辞めるが今後の事はまたこれから本部と話していくらしい。

心と身体は別物。
心はいくつもの事を考えて身体を動かす。
心が壊れていくと身体も壊す。
何事もバランスが大切。
話しを聞いてもらえる状況ならば誰かに意見を求めるのではなくただ聞いてもらって欲しい。
話せる相手がいなかったら、このあまのじゃくが聞くから、いつでもかかって来いよチョキ