居た、居た
本部総務部の連中
この男、私が社員の時も愛想のないやつだっやからよく覚えている
医務室の鍵を取りに事務所に寄るのだが当直に変更してまだ働いていることを労われた
少しくらいおべんちゃら覚えたんだ～って感じだった
で、まぁ各フロアへ当直で夜居るという事を入居者へ廻ったりするのだが
そんな中私の出勤を泣いて喜んでくれた人がいた
そう、私に『もまめみ～（お帰り～）』といってくれる高次脳機能障害で入居している70才の男性だ
もう、どっか行ったと思ってたって割と聞きやすい声で話してくれた
なので、どこへも行かないよ
とサービス満面な笑顔で答えるとまたも号泣
感情失禁もあるので多少大げさになってしまうのだが何だか私まで嬉しくてグッと来た
そんなにも待っていてくれていたなんて、感激だよなぁ
ひとしきり話した後医務室に籠もろうと思ったがスタッフの面々が思い思いの話しをしてくれた
そりゃ、色々聞いたけどなるようになるだろうし私は仕事をしに来ているだけなので黙って聞くだけだ
イヤなら辞めればいいという考え方は好きだけどね
去る者は追わず
あ、ここは来るものは割と拒むんだよな
私は来るものは拒まない
さてと、前半ウトウトしていたので後半は時間がたっぷりあるがせっかくなので仮眠するか
