ファミマのWクリームエクレアに負けるな! ミニストップの「とろーりカスタードシュークリーム」 | 御殿場高原ブログ ~禁煙に失敗したら即閉鎖することを約束させられたブログ~

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カスタードに拘る極上の逸品です。
ミニストップのとろーリカスタードシュークリーム105円です。
?プレシアの製品で、こちらの会社にはダブルシュークリームなどの製品もあるんです。
食べてみたい!

・・・はともかくとして、今回はミニストップの商品を紹介しましょう。
シュー皮は固さこそ一般的ですが、焼き目の表情や、凹凸のはっきりした容姿などには好感が持てます。
しっとりやわらかいシュー生地です。パックされた商品においては、このレベルのものは、意外とありそうでないものです。
その味はやはりシューらしい苦味を中心にします。
苦味は特別強くはありませんが、やや後味まで引きずるという意味では、僅かながらしつこさも感じます。
また気持ちだけ酸味を覚えるのですが、この酸味の質感はもう少しですね。
酸味は難しいものです。
酸味が味にキレを出す場合もありますが、酸味がその食材が痛んだときの香を連想させたり、胃液などの香を連想させる場合には致命的なものとなります。この商品の酸味は非常に少ないとはいえ、必要のあるものとは思いませんでした。
また口に入った瞬間の、肌が少しざらついた印象もやや不満であります。
生地はゴワゴワしていても、その肌のキメは滑らかであってほしいのです。
それでも生地の中の気泡は見事。豊富であり、適材適所なランダムにして整った配置。
これは良いものであります。

さてさてこのシュークリームですが、メインとして語るべきはやはりカスタードクリームであります。
このカスタードクリームは素晴らしいですね。
このレベルの味を、なかなかケーキ職人さんの多くが達成できていないように思います。
賞味期限を長くすることと、コストダウンという重いハンディーキャップを、つくり手の舌と、製造方法の正しい理解でクリアしたといえましょう。

口当たりは非常に滑らかで、柔らかく、しかし流れすぎない適度な粘度で自然にクリームが舌を包みます。
次の瞬間に、二次曲線を描くように膨らむ甘味、そして旨み!
この展開、この表現力、この真っ正直な姿勢は感動的です。
味は複雑とは言えません。
シンプル、しかし逃げるところが無く、癖も無いんです。
卵の美味しさが、バニラ系のコクを伴って現れます。
卵の癖といえるものは、クリームの表現力で全てクリアにされ、卵の旨みとコクがクリームの優しい味わいによって前に導かれています。
極上のバニラアイスクームを思わせる圧倒的な美味しさ!
リキュールやレモンピールなどで誤魔化された高揚感ではなく、旨みがその空間からはちきれんほどのポテンシャルを持つが故の高揚感を見せてくれます。

まとまった量を食べることで伝えることができるカスタードクリームです。
シュークリームへの使用はまさに適材適所。

細かな不満を書きながらも、この説得力にはひれ伏しますよ、本当!

85.2点!!!!!!

株式会社プレシアのHP
http://www.plecia.co.jp/