コンビニおでんを比較する! 2008-2009season | 御殿場高原ブログ ~禁煙に失敗したら即閉鎖することを約束させられたブログ~

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御殿場高原の中心で富士山メシをサケぶョ。でも転勤したらブログは終了だけどね。


さて、おでんの季節です。毎年、毎年発売時期が前倒しとなるコンビニのおでんや肉まんなどの冬物アイテム。夏から売り始められているので、もはや冬の味ではなく、春以外の味と言ったほうが良いくらいです。

それにしてもおでん、安くて、美味しくって、ローカロリーという素晴らしき日本食であります。お昼はコンビニ弁当よりも、おでんとおむすびの方が私は嬉しいのです。

そこでおでん好きな私が、各コンビニの味を比較してみましょう。

まあ具材は次から次へと変わってしまいそうですし、地域差もありそうですので、ここはおでんの汁を比較してみることにします。

まずは私が最も食するところのセブンイレブンです。
セブンイレブンの汁はダシが効いています。これがなかなか真面目なテイスト。カツオダシと昆布ダシでしょうかね? 昆布の丸みのあるコクが舌を転がり、やや爽快で華やかさのあるカツオの風味がその上を・・・。後味は風味がぽっと浮かぶような印象で、塩気は強く感じないものです。カツオダシと昆布ダシの2つが混沌とせず、良い意味で輪郭が感じられるところが良いのです。すっきりとした上品な味です。そして大根に最高にあう汁であります。

続いてローソンであります。こちらはセブンイレブンに比べて真面目なダシから生まれた汁だとの印象はありません。粉末のダシのモトという感じです。味は貝エキスのようなものの印象もありますが、淡白でシンプルなものです。カツオ、昆布系のダシのバランスは悪くはないのですが、説得力に欠け、また塩気の強さが前に出すぎているようであります。全体的に浅い味との印象です。

続きましてはファミリーマート。こちらの汁は昆布の風味が強く、コクがありますね。全体的に太さを感じます。ただしこの昆布ダシベースの汁には軽快な印象が少なく、少々しっとりしすぎている気もします。ダシは真面目さを感じるのですが、もう少し華やかさやフレッシュな印象が欲しいかなというのが正直なところ。それでも深みのある味です。セブンイレブンよりも濃厚で塩気も感じられる一方で、カツオダシの風味が少ない分だけ地味という印象ですね。

最後にサークルKです。サークルKはファミリーマートとは逆に昆布よりも魚系のダシを強く感じますね。しかし醤油系の酸味、後味の塩気がより主導的で、全体的には細くシンプルなものであります。甘味が少ないために旨み自体が感じられ難いのですが、ローソンに比べると深さを感じるでしょうか。

得点をつけるとするならば、セブンイレブン83点、ファミリーマート81点、サークルKが79点、ローソンが78点かな。

というわけで、セブンイレブンのおでんをちょくちょく食べるのですが、セブンイレブンの魅力はこの汁に留まりません。セブンイレブンのおでんは味噌なんですね。創業100年を超える正田醤油さんの味噌が美味しいのです。八丁味噌の風味の強さが生きていて、それでいて癖がない。強く粒立ちの良い風味は、淡白な味わいのコンニャクなども華やかなものに変えるだけの力があります。対抗しえるのはファミリーマートさんで、こちらは緑パックの調整豆乳なんかを作っているマルサンアイの味噌をつけてくれます。正田醤油のものよりも癖がなく、風味が鋭くはありません。こちらの方が無難という人も多いでしょう。ちなみにサークルKとローソンはイチビキの味噌を使っています。イチビキのチューブ味噌(いろいろ何とかみたいな名前の奴)に比べると味は穏やかで、私には癖の弱さに好感が持てますが、それでもセブンイレブンやファミリーマートに比べると差があるなあ・・・。

というわけで、ミニストップさんもおでんを始めてください!!