ローソンのミスタードーナツをパクッてみました 第5回 リッチドーナツ編  | 御殿場高原ブログ ~禁煙に失敗したら即閉鎖することを約束させられたブログ~

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今回はミスタードーナツのリッチドーナツとローソンのホイップクリームドーナツを比較します。

ローソンは比較的ねっとりとしたドーナツ生地が実に見事にクリームと合っているのです。つぶれた生地の風味の重さが甘さのしっかりとしたクリームと見事にマッチ。混沌としているからこその美味しさは、さながらお母さんの卵ぶっ掛けご飯のようです。B級であることの喜びを堪能できる一品ですね。私はこういうドーナツは好きですよ。やっぱりクリーム入れたのなら甘くてクリーミーな包容力を、ドーナツ生地ならば普通のパン生地よりも強い風味とボリュームを求めているわけです。クリームと生地の互いが混沌として、より太さのある風味となるならばそれは正解ではないでしょうか? クリームドーナツに繊細さは求めなくても、良いものはつくれると思うのです。

それに対してミスタードーナツは流石にリッチであります。B級狙いは微塵も感じられません。生地も良くできています。表面が薄くパリッとしているので、むやみな硬質さはないのに軽やかです。薄くパリッとさせるというのが、ポイントですね。この辺が上品なんですよ。生地は卵の風味が十分に生きた軽く、柔らかく、それでいて弾力のある見事な肉感です。形状を保持する張りの強さは、クリームを崩さず、それゆえにクリームの風味を損ないません。このクリーム、なかなか良質のものが使用されています。そしてこのクリームの繊細な味や余韻の長さを楽しめるのは、べとつかず、しかも無意味に潰れない生地があればこそ。意識せずに食べれば何ということのないクリームドーナツですが、よく見れば派手さはないものの細かなところまで配慮の行き届いた名品であることがわかります。

それでは判定の時間です。
ミスタードーナツの勝ちです。やっぱり食べるたびに新たな発見がある優れた一品です。値段の差は美味しさにつながるんですね。

勝者 ミスタードーナツ 敗者 ローソン