『君の名は、広瀬正』

思い出しついでの話。

それに引きずられるように記憶がよみがえってきたのが、

広瀬正の小説「ツィス」。

謎の騒音公害に悩まされ、社会全体が不思議な方向に進んでいく話。

環境問題、健康被害に対する警鐘が鳴りはじめた（と勝手に解釈）

１９８０年代のことかと思ったら、

この広瀬正という人は１９７２年に亡くなっている。

「ツィス」の出版は１９７１年。

広瀬正は「マイナスゼロ」や「エロス」という

タイムパラドックス小説が有名で、

タイムマシンに乗って未来を見てきたのではないか？と言われる人。

「ツィス」は２０１６年が舞台です。

と言われれば、そのつもりで読めるお話。

はじめて読むなら「マイナスゼロ」がおすすめ、

次に「エロス」、そして「ツィス」。

で、昨日は徳山まで行ったついでに映画を観てきた。

今更ながら「君の名は」。

今更だから、何も言えない。

何も言えないけど、家族四人でポロポロ涙を流していたのは、

ぼくだけだったみたい。

「『君の名は』の音楽が欲しい」と息子が言った。

帰りに寄った明屋書店でお年玉を使って買った。

小４の息子がはじめて買ったＣＤ

RADWIMPS「君の名は」

わるくないセレクトだと思う。

「はじめて買ったＣＤ」というネタを披露する時が来るかどうかは分からないけど、

こういう思い出は大事にしてほしいんだな。

ついでだから、

ぼくがはじめて買ったレコードは、レコードね。

細川たかし「北酒場」。

これはこれで、けっこう、気に入ってる。

島くらしの手帖　瀬戸内海・周防大島編