漫画『蛍雪時代』
2020年に亡くなった矢口高雄の作品と言えば「釣りキチ三平」
バチヘビ(ツチノコ)がブームにもなったっけ
「蛍雪時代」は矢口高雄の中学生時代の話を描いたもの
1939年(昭和14年)生まれということだから昭和26・27・28年位の話だ
生徒会長だったタカオ君の活躍もさることながら、彼の頑固なおじいさんや優しい母さん、同級生や個性的な先生方…何度読んでも楽しい
なかでも頑固一徹なお祖父さんが仕切る農作業!
田植えまでの諸々の話は勉強になる
当時の農家の肥料は、
下肥=ウ○コ❗️
大事に保存した人糞を蚕の糞等も混ぜ天日でドンドン濃厚にする
悪臭も無くなるらしい
何とお祖父さん、下肥をペロッと舐めてる
これは嘘だろ!とずーっと思ってた
それが本当の話だと知った❗️
それでも子供は健康に育つ
30年も前だけど
息子が通う小学校が閉校することになり私は記念誌の編集委員になった
委員が集まっての雑談中、自分達の子供時代の話が話題となった。
農家のお父さんもいたので「蛍雪時代」の下肥の話をしてみた
すると、あるお父さん
「俺の母ちゃんなんてな肥桶さ手突っ込んで 畑さ撒ぐんだで!
ビニールの手袋なんてねーんだから、素手でよ!」
「ヘーッ!すごいですね」と話をうながす私
「んでよ、昼になっとよ、その手ばチャチャっと水で洗うのよ。 んでな、俺だの握り飯作るんだで!」
ヒエ〜ッ!嘘でしょ〜
お父さんがが言うには、当時はそれが普通だったとのこと
大きな病気にもならずに健康に育ったようで 良かったです
「蛍雪時代」のエピソードは本当だったんだ!と納得したもんです