2023秋 サルナート(鹿野苑)観光 | ミッツの旅行記

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ワーラナーシーに3泊しましたが、その間に仏教の四大聖地の一つとされるサルナートに日帰りで行ってきました。

サルナートはワーラナーシーから10キロほど北にあり、ホテルの近くでリキシャをつかまえて行くことにしました。

リキシャの運転手に聞くと往復の貸し切りで800ルピーとか1000ルピー(1500円前後)という人が多かったですが、時間をかけてゆっくり見たかったので片道の料金を聞くと、300ルピー(500円くらい)で良いよという運転手がいたので片道だけにしました。

サルナートまでは10キロちょっとの道のりですが、渋滞するエリアを通過するので40分くらいかかりました。

道があまり良くないので、サスペンションが効かない電動リキシャで長距離を走るのは少しつらかったです。

サルナートの中心部にはリキシャのたまり場があり、往復で利用する場合はドライバーがそこで待ってくれるようです。

 

リキシャ乗り場のすぐ向かいに大仏の立像が見えたので、とりあえずそこから見学してみることにしました。

近づいてみるとタイ文字でワット・タイ・サルナートと書かれていて、タイが建立したお寺のようでした。

拝観料は無料で自由に見学出来たので、まずは大仏にお参り。

サルナートは悟りを開いた釈迦がブッダガヤからサルナートまで歩いて来て弟子たちに出会った地で、ブッダとなった釈迦が初めて説法をした地ということです。

大仏はブッダが歩く姿を表していて、タイではこの仏陀遊行像(ウオーキング・ブッダ)が人気のようで、スコータイ遺跡にもありました。

本堂はタイ風の建物で、参拝客もタイ人がかなり多かったです。

 

その後、サルナート美術館を見学に行ったところ、その日(金曜日)は休館日とのこと。

ここにはインドの国章となっているアショーカ王の獅子柱頭像があり、ぜひ見学したいと思っていたのですが残念でした。

事前によく調べておけば良かったと反省。

 

気を取り直し、サルナートのシンボルになっているダメーク・ストゥーパの見学のために移動。

ここは、昔鹿がたくさんいたので鹿野苑と呼ばれ、ブッダが初めて説法をした場所として聖地になっています。

入場券売り場に行ってみると窓口が開いておらず、QRコードをアプリで読み取ってお金を支払うようにとのこと。

見学は予約制になっていて、事前にオンラインで見学日を指定して入場料を支払っておく必要があるとのことでした。

この日は空いていて当日の予約でも間に合いましたが、混雑時は入れない可能性があると思います。

QRコードで英語サイトにアクセスしクレジットカードで支払おうとしたところ、カードの承認が下りず焦りましたが、3回くらいトライしてようやく決済が出来ました。

入場料は250ルピー(400円強)で、インド人はもっと安いようです。

 

ダメーク・ストゥーパがある公園は、かつて釈迦が説法してその後寺院が建てられていたそうで、寺院跡や僧たちが住んでいた僧院跡が残されていました。

ダメーク・ストゥーパはアショカ王のあと、グプタ王朝時代に建てられたもので、高さが40メートル以上もある巨大なものでした。

後にイスラム教徒などにより仏教が迫害されると廃墟になっていたそうですが、イギリス人に再発見され現在はきれいな公園に整備されています。

広い公園内を見学していると、色々な国の観光客や信者がいましたが、白い服を着た集団からタイ語が聞こえてきました。

タイからやって来た巡礼者のようでガイドの説明に熱心に聞き入っていました。
近くにいたインド人の掃除のおばちゃんが僕をタイ人だと勘違いしたのか、「サワディーカー」と挨拶してきたので返事をすると、チップをくれと言われたので少し渡しました。
 

その後、公園の隣にあるサルナート仏教寺院(初転法輪寺)へ。

ここは各国の仏教徒やインド人の観光客がたくさんお参りに来ていました。

本堂の中には釈迦の生涯を描いた大きな壁画があり、以前日本のお寺でも似たようなものを見たことがあると思い調べてみると、日本画家の野生司香雪という方が描いたものということでした。

釈迦の生誕から涅槃までの事績が日本画の技法で描かれています。

境内には転法輪経の説明と、ブッダと弟子の像があり、日本語や中国語の他、タイ語やラオス語、ビルマ語など仏教国の言葉で説明が書かれていました。

 

その後、街の南側にあるチャウカンディー・ストゥーパという場所へ。

そこは、ブッダが実際に弟子と再開した場所で、その後ストゥーパが建てられ聖地となっています。

こちらもQRコードで申し込み250ルピーの入場料を支払っておく必要がありました。

大きなストゥーパの周りが広い公園になっていて、ここでも白い服を着たタイ人の方たち僧侶の説明を聞いていました。

 

ゆっくりと半日見学した後、ワーラーナシー市街へ戻ることに。

オートリキシャをつかまえて値段を聞くと、往路と同じく300ルピーとのことで乗ることに。

市街に入ると渋滞で時間がかかりましたが、40分ほどで到着。

店がたくさんある賑やかなエリアで降ろされたので、マーケットを見学した後、歩いてホテルへ戻りました。