秘書と社長 3889 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪

☆閲覧注意☆
























庭園が見える席を案内してもらう

玉泉庵と言われるこの甘味処は季節によって変わる生菓子と抹茶をいただけるようで

相葉さんのデザート欲に負けて入ったけれどせっかく金沢へ来ているんだからこんな場所で休憩も風情があっていい




「旅行じゃないとこんなお店入らないから正解だったでしょ?」


「相葉ちゃん、大正解だわ」


「だよね♪」


「お菓子の量がちょうどいい」





俺と智はたくさん食べられないからね





「正面に景色を見ながらってのがいいな」


「足の休憩も必要だったしね」


「雅紀疲れた?」


「ん?まだ大丈夫だけど、休憩は必要でしょ?」


「そうだな。甘みが入るとこの後も動けるしな」






小さな生菓子1つと抹茶なんだけど中の雰囲気がゆったりとしているからなのか食べるペースもゆっくりで十分休憩が出来た

この角度から庭園が見れるのはここで休憩しないと見れないので贅沢をしながら見た庭園は贅沢だった






















毎年、どこかで休みを合わせてこの4人で旅行に来てた

学生の頃はよく一緒に過ごしていても社会人になってからは4人で集まることも減ったけど彼氏がいてもいなくても必ず4人で旅行は続けてきた

もう30代誰も結婚しないでいるから旅行も続いてるのかもしれない




近江町市場で美味しい海鮮食べてお腹いっぱい

この後どうすか4人で話し合う

今日は兼六園周辺を観光する予定だったから戻ってもいいけど

ほら、やっぱりニノたちがいるかもしれないと思うとね…………





「どうしよっか?」


「ひがし茶屋街は近いけど昨日回ってるからね」


「そうだね…………」


「戻ろ。予定通り」





さくらが戻ることを提案する

3人がさくらを見つめた





「大丈夫。もう和也を追いかけたりしません。和也の中の私の印象をこれ以上悪くしたくないし、まぁ、もう十分悪いけど(苦笑)」


「もし、本当にもしばったり会ったら?」


「向こうに合わせる。もし、和也が声を掛けたら『久しぶり』くらい言うかも。でも、私に会っても無視だと思うから私もそれに合わす」




すっかり変な考えから抜けたさくら

ちゃんとニノのことを考えられてるし大丈夫かな




「せっかくの旅行だもん。予定通りまわろうよ」




そう私が提案すれば真実も楓も賛成してくれた

もし、さくらが血迷ったら3人で全力で止めるからってさくらに伝えてさくら本人からは『絶対無い』って言われた





「もう、和也にも皆んなにも迷惑かけないから、絶対大丈夫」


「私たちも止めるけど、ニノと一緒だった人もニノを守りそうだし、大丈夫かな」


「えっ?何それ。誰?」


「相葉先輩?」


「いや、違う。さくらがタクシーに乗るニノのこと叫んだでしょ?」


「さっきね」


「そう。あの時にニノの後に乗り込んだ人がこっちを見てたんだよね」


「その人?」


「うん。あの人は只者じゃない気がする。それに雅紀もニノのこと全力で守りそうだし」


「相葉先輩とニノ仲良かったもんね」


「そうそう」


「それに、昨日雅紀に会った時雅紀と分かれた後に雅紀と一緒にいた男の人。あの人も頭良さそうでキレ者感あったんだよね」


「なにそれ!最強の布陣じゃん。さくら、絶対無理だわ」


「だから、もう絶対無いから~」