秘書と社長 3888 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想です♪

☆閲覧注意☆























タクシーでさっきまでいた場所へ戻る

ここに旅行に来て行かない人はいる?

って場所へ




「お腹いっぱい食べてるからちょっと歩く方からね」



そう言って交差点を渡るために信号待ち

さっき俺の名前を呼んだ人はもういない

会いたくない訳じゃない

偶然会うことも旅行中だけじゃなく普通に生活してて確率が0ではない以上避けられるんけじゃないし

そりゃ、別れてすぐは会いたい気持ちは未練で会いたくない気持ちは意地だった気がするけど今はあってもさくらに何かを感じることはないからって意味で会いたくない訳じゃない

あったところで話すこともないんだけどね





信号が変わり交差点を渡った

少し坂を上がり入園料を支払い坂を上り中へ

最初のこの坂が案外キツイ

お腹いっぱい食べすぎたからかな?

酒は飲みすぎてないはずなんだけど





綺麗に手入れされた庭園は見応えがある

今は一面緑だけどこれが桜の時期や秋の赤やオレンジの時期もまた違うんだろうな

あ、そうかここは雪も降るから冬は白色なんだ

四季を楽しむ庭なんだなぁ

週末で人は多い中何組かのカップルがフォトウェディングで写真を撮ってる

暑い中打ち掛け着てる女の子が汗もかかずにいるのが凄い!





「暑そうだな、あれ」


「でも、あの女の子汗かいてないように見えない?」


「本当だな」


「凄いね」


「気合いで顔の汗止めてんだな」


「凄い特技だね」


「俺は素直に汗かくけど」





いや、本当にちょっともう汗かいてるし(笑)





「ねぇ、あの大きい銅像はヤマトタケルなんだけど、綺麗じゃない?」


「ん?綺麗?」


「そう。鳥のフンがついてないんだよね」


「本当だ!何で?翔ちゃん」


「材料の銅の中にヒ素が入ってて混ざりあって電磁波が出てるんじゃないか?って話。電磁波は本当か分からないけどヒ素が入ってるからってのは本当らしいよ」


「へぇ。鳥には分かるんだね。ヒ素って危ないやつだし」


「作った時に鳥のフンのためのこと考えてたのか?」


「どうだろうね。でも、汚れないからいいよね」


「本当だね」






庭園をゆっくり周り真ん中の大きな池には石の橋が掛かっていてそこにある石灯篭では人がたくさん並んで写真を撮ってるスポットもある

俺たちはそこに並ぶことはせず庭園のすぐ脇の茶店が並ぶ通りを抜け道を渡る

石川橋を渡り金沢城跡へ

天守は無いけどこの目の前の石垣は本物でいろんな家紋が掘られた石が積み上がってる




いや広っ!

ここにどんな風に天守があったのか分からないけれどこの広さいっぱいに建ってたならそうとう立派な天守だったのかもしれない





「天守は無いけど見どころはあるみたいだから行ってみよう」


「さっきまでいた兼六園より古い庭園もあるからね」


「えっ?そうなの?」


「復元だけど、本物はかなり古いらしいよ」





翔さんに着いて歩き時々翔さんからレクチャーを受ける

分かりやすいように説明してくれるから頭に入ってきやすい

翔さんって先生だったとしても人気の先生になりそう

俺も翔さんが担任ならもっと成績良かったかも(笑)






「ようやく、ついたよ。下のあの場所がさっき言ってた玉泉院丸庭園」


「わっ!綺麗!!」


「中を歩くことは出来ないけど向こう側からも見られる場所があるみたいだから行こうか」






綺麗な庭園に休憩所が………




「翔ちゃん、あれ食べたい」




相葉さんが庭園が正面から見えるバルコニー的なところへ行く手前で見つけたお茶やお菓子を頂ける場所を見つける




「雅紀、もうお腹空いたのか?」


「違うよ。デザートだよ」


「(笑) 翔くん、ちょっと休憩しようぜぇ。相葉ちゃんそれ食おう」


「やった!おーちゃんも食べよ」