妄想中です♪
☆閲覧注意☆
同じことを何度も言うと
『分かってる』
って返事が返ってくることが増える
こっちだって口うるさく言いたい訳じゃないし、言う理由は先のことを見越してだ
最近はいわなきゃいけないことは減ってたし俺も油断した
それに『分かってる』なんて反抗的な言い方や態度を見せてくる相手じゃないんだからひと言言っておけばよかったのかもしれないと反省する
♪♪♪~♪
朝起きてまずはシャワー
何故って?
朝が弱いから目を覚ますために必要なルーティン
シャワーから出て髪を拭いたその時スマホが鳴った
♪♪♪~♪
「もしもし?」
『あっ!潤くん。よかった電話出た』
「何?何回かかけてたのか?」
『うん。5回くらいかけてた』
「ごめん、ごめん。シャワー浴びてたわ。で、どうした?」
『あのね。潤くん会社行く時カズと僕のことお迎えに来てくれる?』
「なんで…………………!!智?」
『ごめんなさぁい』
「ニノ動けねぇの?」
『うん。ごめんね』
「はぁ………言い忘れた俺も悪いな」
『ゆっくり着替えは頑張るからお願いします』
「早めに寄るから、パンツだけ履かせとけ」
『はぁい。ありがと、潤くん大好き』
「(苦笑) はい、はい。パンツ履かせとけよー」
『はぁい♡』
再会嬉しすぎたか
久しぶりの泊まり出張だったからな
言われなきゃストッパー外れるよな
ニノは受け身だし、智に関したら甘いし
早々に準備を整え家を出た
朝メシは途中のカフェでドライブスルーで3人分
絶対智も食べてない
ニノの周りでチョロチョロしてる
インターフォンを鳴らせば速攻で智がロックを解除する
ちゃんと俺って確かめたか?
「潤くん」
「おはよ、智。ニノは?」
「ベッドだよ。潤くんに言われた通りパンツは履かせたし、シャツも着せたよ」
「偉い!」
そう言って頭を撫でてやれば安心したのか野生の智が発動
「いい匂い♪」
「朝メシ買ってきた。智のは甘いカフェオレとシナモンロールな」
「食べていい?あっ!カズのお着替えしなきゃ」
「ニノの着替えはシャツも着てんだろ?スグ終わるから食べてていいよ」
「んー。待ってる」
2人で寝室へ入ればベッドに座るヤバいくらい気怠い雰囲気のニノ
何がどんだけ漏れてんだ?
「ニノ」
「潤くん………ごめんね」
「いいよ。智に忠告してなかった俺も悪い」
そう言ってクローゼットからワイシャツを出し着せてやり智が持ってきたネクタイも締める
ズボンは膝まで履かせてやれば何とかニノが自分で腰まで引き上げた
「ニノ、朝メシ買ってきた。濃いブラック」
「(笑) ありがと。智、潤くん買ってきてくれた朝ご飯先食べておいで」
「カズは?」
「もう行くから先食べていいよ」
「はぁい」
智が寝室を出ていった
「ダメージ出てるけど、前のニノよりいいと思うよ」
「ふふっ。俺もそう思う」
俺と潤くんにしか分からない話
俺が潤くんにしか見せなかった顔
「肩掴まれ」
「ありがと」
ニノを連れてリビングへ行けば手に持ったシナモンロールをそのままにニノに駆け寄る智
「カズ、ごめんね」
「いいよ。大丈夫」
「潤くん、ありがと」
「いいよ。ほら、食べな」
「うん。カズと潤くんはワッフル?」
「そうだよ」
朝から幸せのお裾分けもらったけど、今日の気怠い雰囲気纏ったニノをどうやって隠すかな(笑)
会議、ニノだけ社長室からリモートにするか