妄想中です♪
☆閲覧注意☆
リハビリ中
「猫ちゃぁん♪」
大人の男性なのに少し高い可愛らしい声で会社で飼う猫に会いに来る目の前の大きなビルに入る会社の社長さんのパートナーの智くん
本当は『智さん』って呼ぶべきだと思うけど
少し話してどうしても『智くん』としか呼べなくて今は社員皆んなで智くんって呼んでる
「智くん、いらっしゃい」
「こんにちは♪」
最初は凄く人見知りで私達のことも怖かったみたいだけど猫に会いたくて通ううちに社員皆んなとも仲良しになった
「智くんのこと待ってたみたい。今日ずっとこの窓のところに居たのよ」
「ごめんねぇ。遅くなっちゃった。僕今日寂しいから慰めてねぇ」
「智くん、寂しいの?」
「カズがえっと………お仕事で新幹線で………なんだっけ?」
「新幹線で出張に行ったのかな?」
「そう!それ!しゅっちょうなんだよ。だから慰めてもらいに来たの」
「そっか。寂しいね。たくさん抱っこして言ってね」
「うん。ありがとう」
智くん専用の椅子に座わればちゃっかり膝の上に乗って撫でられてる
喉を鳴らす音がゴロゴロと近くの席の子には聞こえるらしい
その音より少し大きな声で智くんの鼻歌が流れる
素敵なBGMが流れてるこの時間
席に座る皆んなの顔が柔らかい
迷い猫を育て始めて社内の空気が変わって、その猫に会いに来た智くんで一層癒され我が社は業績が実はupした
「猫ちゃん、また明日ね♪」
「智くん、帰るの?」
「うん。もうすぐお昼ご飯だから潤くんとご飯食べるんだよ」
「本当だ。もうすぐお昼だね」
「僕ね、本当はお腹空いてないの。シュークリーム2つ食べちゃったんだよ。おーきいの」
「あら。大変」
「頑張ってご飯食べてくるね。バイバイ」
「智くん、気をつけてね」
「はーい♪」
「走らないでね」
「分かった。歩いて行く」
少し先の交差点
そこの横断歩道を渡って智くんのパートナーの会社のビルへ帰るのを横断歩道を渡りきるまで毎日誰かが見送るのが我が社の日課