妄想中です♪
@閲覧注意☆
リハビリ中
宝物を持ち歩きたがる智
ファイルに入れたおかげで持ってる宝物が綺麗なまま
少し前に宝物にしてた翔さんと相葉さんの暑中見舞いハガキは角が丸くなってしまって持ち歩くのを泣く泣く辞めてた
「今日も持って行っていい?」
スーツに着替えてリビングへ行けば大事そうにファイルを2つ胸に抱えてる
そんな姿見て『ダメ』って言える奴がいたら見てみたい
「いいよ」
「本当?やった♪カズ大好き♡」
智からの大好きが貰えるしね(笑)
「智。でも、宝物は会社の外に持ち歩いちゃダメたわからね?」
「うん、分かった。猫ちゃんのところにも持って行かないことにする」
昨日、いつものように散歩に出かけた智
宝物のファイルを2冊抱えたまま
俺も潤くんもファイル置いて来ないようにそれぞれ声を掛けてはいた
でも何でも興味を持って夢中になるとそこに一点集中してしまいがちな智会社へ戻ってきた時にはファイルを持っていなかった
「ただいまぁ」
「おかえり」
顔を上げて智を見れば手ぶら………
「智、ファイルは?」
「えっ?…………………無い(இдஇ; )」
「何処かに置いてきた?今日は何処に散歩に行ったの?」
「うわーん(*꒦ິ³꒦ີ)」
「ヤバっ。潤くん、潤くーん!」
大声で隣りの潤くんを呼ぶ
潤くんの部屋と俺の部屋は俺のデスクの隣りで元々繋がっていて行き来は簡単だった
でも、ドアは閉じていて用事が無い限りは開くことは無いドアであったけれど智が会社へ来るようになってからドアは完全に閉じることは無く少し隙間が開いてることが基本に
だから俺の大声と智の泣いてる声は潤くんの部屋にも届いていてスグに潤くんが顔を出した
「何?どうした?」
「智が宝物ファイル無くした」
「えっ?マジか。智今日どこ散歩行った?」
「うわーん(*꒦ິ³꒦ີ)」
「ダメだな。泣いて答えられねぇ」
「前の猫のところには絶対寄ってる気がするから聞いて来る」
「ニノ、俺行ってくるわ。こんだけ泣いててニノまでそばから離れたらもっとパニックになる」
泣きながら俺のスーツの裾を握り締めてる智
そんな智は置いて行ってはダメだと言ってくれる潤くんにお任せして智を抱き締め落ち着かせた
「大丈夫。ちゃんと見つかるよ。あんなに大切にしてた宝物だろ?あのファイルも智のところに戻ってきたがってるから大丈夫。ちゃんと帰って来る」
散歩に出掛けて寄った先に置いて来てる可能性が高いから言えるセリフだ
公園のベンチではありませんように!
「智、あったぞ」
「僕の宝物!」
潤くんが2つのファイルを持って戻ってきた
聞けばやっぱり猫のところで猫を抱っこした時に置いたらしい
目の前の会社の人もファイルに気づいて後で届けようと思っていたと
はぁ……本当によかった
「智、かばん買おう。買うまではお散歩の時も置いて行ける?」
「分かった(*꒦ິ³꒦ີ)」