☆閲覧注意☆
気が向いた時書きます
かずの記憶消失前後のお話
「さとし!見てぇ」
かずはもうすぐ小学生
おじいちゃんに買ってもらったランドセル
保育園が終わってから見せに来てくれた
「カッコイイ!かずのランドセル真っ黒なのにここが青色で初めて見たよ。こんなカッコイイランドセル」
「でしょ?僕も気に入ってるんだぁ」
「楽しみだねぇ。小学校」
「うん!さとしがいないは残念だけど」
「うん。ごめんね。僕本当ならかずと一緒の小学校なんだけど」
「ううん。ちゃんと分かってるよ。さとしは大きな会社の社長さんになるから難しい学校行ってるんでしょ?」
「うん」
「さとしと美羽ちゃんには小学校では会えないけど遊びに来たら会えるから。また遊びに来る」
「うん。僕もかずと遊びたい」
んふふ
って2人で笑って
僕が『あっ!』って机のところへ行けばかずもランドセル背負ったままついて来た
「あのね。これ、この前一緒に旅行した時にかずにあげたくてこっそり買ったの」
「これ、砂?」
「うん。ほら、見て星の形してるんだよ」
「本当だ!」
「ランドセルの開いたところに付けていい?」
「外じゃなくて?」
「僕の学校は外に付いてたらダメなんだぁ」
「そっか。じゃ、中に付けて」
「うん。僕のランドセルも中に付けてるんだよ」
「お揃い?」
「うん、お揃い」
「やった♪♪」