秘書と社長 0-36 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪
☆閲覧注意☆















「あっ……………」


ポイに穴が空いてどうやってももう金魚はすくえない


「さとち、あぁな」


分かってるもん
穴空いちゃったから金魚すくえないもん
かずの金魚と僕の金魚欲しかった



「坊ちゃん、諦めますか?」

「えっ?」

「ほら、和也さんも2回目ですくえましたしね、坊ちゃんの金魚すくいはまだ1回目なので、チャンスはまだあるんじゃないですか?」

「やる!」



パパにお金を渡してポイを貰う


「智、頑張れ。きっとすくえるから」

「うん!」

「さとち、ばんばれーー」



「坊ちゃん、ポイをそっと水の中に入れて下さいそのまま待ちますよ……………」



パシャ!



「取れた〜♪♪♪」

「上手に出来ましたね。まだ破れてませんからすくえますよ」


僕の隣りで見てたかずの方を見る
すごく嬉しそうにお椀の中の金魚を見てた


「僕の金魚すくえたよ」

「かじゅとさとちのちんぎょね」

「うん、ほら見て。まだポイが破れてないからまだ金魚すくえるよ」


そう言って濡れたポイをかずに見せた




ポスッ



「えっ?」

「「えっ?」」


濡れたポイにかずの指が………
ポイに穴が空いちゃった
もう、金魚がすくえないよ?
かずは金魚が欲しかったんでしょ?



「ちんぎょ、もういなない」

「要らないの?」

「うん、いなない」

「金魚欲しかったんでしょ?」

「かじゅとさとちのちんぎょある」

「かずと僕の金魚だけでいいの?」

「しょう」

「ちなうちんぎょはいなないの」



そっか、違う金魚は要らないって2匹だけでいいんだって
可愛いなかず



「さとちのぱぁぱ」

「どうした?かずくん」

「ふたっちゅのちんぎょなかよちね」

「1つの袋に入れるの?」

「しょう」



パパがかずがすくった金魚と僕がすくった金魚を1つの袋に入れてくれる



「はい、かずくん」

「ありなとー」




袋を受け取ったかずが僕に『ふたっちゅなかよち』って見せてくれた