なぜ沖縄の城跡から古代ローマ硬貨が? | 神楽坂のメダル屋さん

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古代ローマ硬貨きたぁぁぁぁ

9月26日、沖縄の勝連城跡でローマ帝国やオスマン帝国のものとみられる硬貨10枚が出土されたことが発表されました。

 

 

 

ローマ帝国の硬貨は紀元3-4世紀のものだとういことです。うるま市の担当者いわく「ローマ帝国と直接の交流があったとは考えないが、今回の発見は当時の沖縄地方がアジア地域と交易を通じて結びついていたことを裏付けるものだ」

 

勝連城の築城が13-14世紀なのでたしかに直接の交流ではなく大陸を渡って中国からやってきたものなのでしょうか。3-4世紀というと邪馬台国の時代と重なりそうですが、その時代の沖縄の歴史は確認できませんでした。

 

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このコインの正体は?

大きさは、最大で直径約2センチ、最小で直径約1.6センチ。日本の硬貨のサイズでは一円玉くらいの大きさですね。

 

分析の結果、表面にはローマ文字やアラビア文字、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世の肖像などがあしらわれていたそうです。コインの正確な種類は分かりませんでした。コイン収集家に聞けばわかるかも。

 

はたして沖縄の古代コインはコンスタンティヌス1世のソリドゥス金貨なのか?(どきどき)

 

 

 

ソリドゥス金貨(ソリドゥスきんか、Solidus)は、4世紀のローマ皇帝・コンスタンティヌス1世の時代よりローマ帝国・東ローマ帝国で鋳造された金貨の総称。

 

古代の金貨は鋳造

現在、発行されている硬貨はプレス加工を利用しているので鍛造ですが古代〜近世では鋳造が一般的だったようです。

 

金属プレスして鍛造するコインは圧縮されているため強度が高くて硬いです。反面、鋳造するコインは金属を流し込み冷やして固めるもので強度が落ちます。

 

鍛造、鋳造ともに大量生産に適しています。一般的にはコストは鋳造のほうが安く、キレイに仕上がるのは鍛造に分があります。また製品の形状でどちらの製法が適しているか変わってきます。

 

当時の鋳造されたソリデゥス金貨は純度がたかかったそうです。もしかすると大人が力を入れて曲げると簡単に曲がったり、噛んだら歯型がついたかもしれません。まあ、今 ソリデゥス金貨を手に入れてそんなことする人はいないでしょう。