シナリオ「ママの秘密」
~「ママの秘密」~
詩季子 作成七月十二日
○キャスト
・ 真女( まめ) 桜羽児(おうじ) のママ
・桜羽児( おうじ) 3歳の男の子
・大麻女( おまめ) 桜羽児(おうじ)の祖母
・太郎 真女の夫
・智 真女の友達
○あらすじ
真女は太郎と結婚して3歳になる桜羽児と
回転寿司にいて一家団欒をしていた。そして真女が何故か3回まばたきをしたら桜羽児と太郎の好きなお寿司が偶然すぐ流れてきていた。
桜羽児の幼稚園で慣れない桜羽児が園庭に一人で出て行ってしまうと先生から聞く。真女は智に電話して桜羽児の様子を見にいく。 しかし、うまく行ってないので園庭にアンパンマンを書き、園児を集めまぶたを3回まばたきした。又園児にそのまばたきが気に入られ桜羽児の友達を作った。
真女と太郎と桜羽児は海水浴にいく。そこで桜羽児がおぼれかける。真女がまばたき3回すると桜羽児がなんとなくフワッと浮いて助かる。おかしな浮き方に太郎が真女に疑いの目を向ける。
真女は3歳になる桜羽児を連れて京葉線に乗り舞浜駅につきディズニーランドに向かっていた。そして真女用のパスポートを使い入場し、シンデレラ城へと歩いていた。真女の実家はシンデレラ城の地下の扉の下の秘密の家だった。小さな頃は人がいなくなったあとシンデレラ城をホウキにまたがって飛んでいた。魔法を使えるということは祖母の大麻女と固く内緒の約束があり、この人間界日本に魔女がいるという話は公にはできない秘密だった。
久々にシンデレラ城の母の大麻女に会いに桜羽児を連れて逢いに来たのだった。
でもある日、夫、太郎と一緒の時に桜羽児が危険な目に合う。その時ついに魔法を使ってしまい太郎に見られてしまった。太郎は「え~、いやぁ~、君は魔女だったのか」と驚く。その様子をスマホにとられ拡散になりテレビ取材にあうが特撮クラブだとごまかす。太郎には忘れ薬を調合し、ごまかす。「ママの秘密」はなんと『ママは魔女』だったのだった。
○回転寿司・店内
真女と桜羽児と太郎、回る寿司を見ている
真女「桜羽ちゃん、何が食べたい? 玉子がいいかな」
桜羽児「うん」
太郎「桜羽児、玉子食べられるか」
アップ・真女は3回まぶたをまばたきする。玉子のお寿司が流れてくる。
真女「桜羽ちゃん、取っていいわよ」
桜羽児が玉子の皿を取り玉子のお寿司を食べている
太郎「真女~、目がかゆいのか?そうだな、
おれは何にしようかな?サーモンがいい
な」
真女「フ~ン、あなたはサーモンなのね」
アップ・真女は3回まぶたをまばたきするとサーモンが流れてくる
太郎「お、早いな。サーモンが流れてきたぞ」
真女「桜羽児、おいしいね」
太郎「ここの寿司屋は欲しいものがすぐ流れ
てくるね」
真女「ほんとだね」
ニコッと笑う真女
○幼稚園・園庭・夕方
園児たちがワイワイ遊んでいる
桜羽児はポツンと隅に立っている
先生「桜羽児くん、みんなで何かやろうとす
ると一人で園庭に出て行ってしまってね」
真女「そ・そうですか?」
先生「じゃあね、桜羽児くん、さようなら」
先生、桜羽児に手を振る
桜羽児「先生、さようなら」
悩む真女、桜羽児のそばに寄って手をつないで帰る
○真女のアパート
真女「智、そうなのよ、桜羽児が幼稚園でひとりぼっちらしいの。どうしよう」
電話をしている真女
電話・智「どうなっているのよ。可哀そうに、
私も見に行ってあげるよ」
真女「うん、ありがとう」
○幼稚園の園庭・夕方
お帰りの桜羽児を待つ智と真女
お迎えの園児が帰っていく
先生「さようなら」
園児たち「先生、さようなら」
園児たち、庭で遊んでいる
下駄箱から静かに出てくる桜羽児
真女「先生、ありがとうございました。最近
どうですか?」
先生「それがね、一人で外に出て行っちゃう
のよ。はい、桜羽児君、さようなら」
桜羽児「・・・・・・、」
園児たち、庭で遊んでいる
真女「桜羽児、先生にさようならを言ってね」
小さい声で
桜羽児「先生、さようなら」
智「どんな様子」
真女「・・・・・なんとなくね」
智「ま、幼稚園、変わった方がいいかも」
桜羽児と手をつなぎながら座り込む真女、園庭にアンパンマンを指で書いている
真女「桜羽児、これ、アンパンマン」
園児A「ね、誰のおかあさん、これアンパン
マン?」
真女「ん、あ、こんにちは、アンパンマンよ」
園児が真女と智と桜羽児の所に集まってくる
園児B「バイキンマンも描けるの?」
真女、バイキンマンを園庭に書く
園児B「あ、ス~ゴ~イ。バイキンマンだ」
アップ・真女がまぶたを3回まばたきすると園児たちがたくさん真女と智と桜羽児のそばに集まる
園児C「ねぇ、この子なんて名前なの?」
真女「桜羽児って言うの。よろしくネ」
園児C「おばちゃんってパチパチって目をつむるのね。おもしろ~イ、もう一回やって」
アップ真女まぶたを2回まばたきする
園児C「パチパチ、おばちゃんおもしろいね」
園児Cが真女のマネをする
真女「あ、上手ね」
園児C「おばちゃん、この子、桜ちゃんっていうの?」
真女「桜羽児っていうのよ。よろしくネ」
園児たち「桜ちゃん。桜ちゃん、あそぼ!」
桜羽児「ウン」
真女「桜羽児、みんなと遊んでおいで」
園庭でみんなと遊んでいる桜羽児
智「真女って時々、まばたきするよね」
真女「そうかな?」
ニコニコで桜羽児を見守る真女
真女「桜羽児の幼稚園までわざわざ来てくれてありがとう。ほんと助かったわ」
智「いいよ、いいよ。又ね」
○海の砂浜
真女と桜羽児と太郎が海辺で遊んでい
る
真女「太郎さん、ねぇ、桜羽児を頼むね」
太郎に桜羽児を頼んでビーチパラソルで麦茶を飲む
M真女「寄せる波引く波 砂浜、夏よね」
波打際で騒ぐ音がする
太郎「桜羽児、大丈夫か?」
真女「桜羽児!どうしたの?」
真女、海の中でバタバタしている桜羽児に駆け寄る
M真女「えいっ、」
アップ・3回瞬きをする
桜羽児が気持ちフワッと浮いた
真女「大丈夫?」
太郎「桜羽児、大丈夫か!」
桜羽児は真女につかまって
桜羽児「ウン・・・」
太郎「それにしても少し体が浮いたように見えたが目の錯覚か?でも助かって良かった」
真女「桜羽児、もう、大丈夫よ。太郎さん、
ちゃんと見ていてねって言ったでしょ」
太郎「ゴメンゴメン」
M真女「ん、太郎さんにばれてない。大丈夫」
○JR京葉線・車内
真女と桜羽児、リックをしょって手をつなぎ京葉線に乗っている
真女「桜羽ちゃん、抱っこしてあげようか」
桜羽児「…、うん」
真女「ほら、見て。観覧車が見えるよ。ここは葛西臨海公園…」
桜羽児「…、おかあさん、あれ?あれ?」
真女「もうすぐ舞浜に着くよ」
電車のアナウンス「まもなく舞浜、舞浜、お出口は右側です…~」
電車の扉が開く
二人で改札を通る
たくさんの人が通る
○舞浜駅
真女、デイズ二―リゾートのスロープから遠方をみつめる
真女「桜羽児 ほら、いい天気ね。あそこに
見えるのは富士山よ」
桜羽児「富士山? 富士山」
○TDL・入場ゲート
真女、真女用のパスポートを入場ゲートに入れる
真女「これで入れるわ。桜羽児のもね、ここで通して」
桜羽児が桜羽児用のパスポートを入場ゲ―トに入れる
桜羽児「あ、出来た」
真女の携帯の着信♪『奥様は魔女』のテーマ(Bewitched Theme)が鳴る
真女「はい、真女よ? はい、おかあさん。
今、入場ゲートについたところ、桜羽児も
一緒よ。もうすぐシンデレラ城、桜羽児、
おかあさん」
携帯を桜羽児に渡す
桜羽児「元気?」
携帯の大麻女「おやおや、桜羽児かい。よく来たね。待っているよ」
桜羽児、バスをみつける
桜羽児「おかあさん、あれ、バス、バス」
二階建てのバスに多くの人が乗って
いる
真女「オム二バス、2階建てバスね。又今度乗ろうね」
ドナルドダックに手を振る真女
真女「ハーイ、ドナルド、ミッキーは元気?」
ドナルドッダックが真女に手を振る
真女「桜羽児、ここよ。シンデレラ城よ」
モザイク壁画が飾ってある
○シンデレラのフェアリーテールホール
シャンデリアの真下にかぼちゃの馬車のデザイン
真女「桜羽児、ここよ。シンデレラ城、シャンデリアの真下、かぼちゃの馬車」
桜羽児「ウン」
真女「今、誰もいないわね。今よ」
真女は3回まばたきをする
真女「開いたわ。地下におかあさんの部屋、
桜羽児、行くよ」
真女と桜羽児は地下に吸い込まれる
○シンデレラのフェアリーテールホール・地下
大麻女「よく来たわね。最近地震が多くてね、
この辺も液状化するンだけどなんとか
がんばっているわ」
真女「そうよね。おかあさんとここに住みついた時は快適だったのに」
桜羽児「おかあさん~」
真女・大麻女「はい」
真女「あ~、っと」
大真女「えっ?」
大麻女「あ~、そうだった。桜羽児もこんなに大きくなってもう私は桜羽児にとっておばあちゃんだね。桜羽児、私はおばあちゃんだ。おばあちゃんは桜羽児が大きくなって嬉しいよ」
桜羽児の笑顔
桜羽児「ん、おかあさん、お腹すいた」
真女「はいはい、お腹すいたのね~」
大麻女「ああ、桜羽児にオムレツを作ったよ。
おかあさん、いえ、ママと食べな」
桜羽児「ママ?ママ」
大麻女「そうさ、ママだよ。真女はママだよ。おかあさんが二人になっちゃうからね。桜羽児」
真女「あ、おかあさん、私ケチャップ取ってくるわ」
真女、3回まばたきして魔法のホウキを出す
大麻女「あら、あら、ホウキに乗って行くな
んてね。なんて変なママ。ね、桜羽児」
真女、ホウキに乗って帰って来る
真女「はい、ケチャップ」
大麻女「はい、ありがとヨ。桜羽児、おばあちゃんとママと一緒に食べようね。それにしてもママは変よね。いいかい。桜羽児はマネしちゃダメだよ」
桜羽児「うん」
真女「もう~、おかあさんたら。あ、そうそう、そうそう、もうおばあちゃんね」
大麻女「ママはここでは、ま、魔法を使ってもいいけど外はダメよ。ネェ、桜羽児。太郎さんにはちゃんと内緒にするのよ」
真女「はい、はい、解っています」
大麻女「桜羽児、ママと外で遊んでおいで」
桜羽児「うん」
真女「そうだ、桜羽児、ショーを見にみようか」
桜羽児「うん」
○パーク内・ストリート
大勢の人混み
キャストA「ハーイ、真女、元気?」
真女「ハーイ、元気よ」
キャストA「ショーには出ないの?」
真女「結婚してやめてしまったからね」
キャスト「ん、真女、ホウキを持って飛ぶシーンはまるで本当に見えてすごかったよね」
真女「まあね」
○トゥモローランド
観客席に真女と桜羽児
ミニーのショーをやっている
真女「桜羽児。楽しい?」
桜羽児「面白い、ぼくもホウキを持って飛びたい」
真女「シッ~」
○恵比寿ガーデンプレイス・時計台前
真女が桜羽児を連れて太郎を待つ
真女「もうすぐ一時ね。太郎さんまだかしら」
桜羽児「ね、ママ、パパ、まだ?」
真女「おそいわね」
太郎「真女、真女。遅れてゴメン」
真女「ちょっと、お買いものにね、太郎さん」
桜羽児が突然走りだす
真女「危ないわよ、桜羽児!」
桜羽児が走る
エスカレーターで転ぶ
真女「桜羽児!!!」
太郎「・・・」
真女まばたきを3回する
ホウキが出てきて真女は桜羽児をホウキにのせて飛んでいる。
太郎「え~、真女が・・・・・・」
回りの人が驚く
真女。太郎も旋回してホウキに乗せる
太郎「き、君は?!」
真女「太郎さん、ゴメンナサイ」