淡き花。五十四話 3倍の大きさのバラ | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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 3倍のバラ



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湿る雨は
アスファルトを濡らす
2月の終わり
 
春の雨は 
夕方から雨上がり
2月の夕焼け
 
ほんのりの小さなあかね雲
街を2色に染める
日常色と夕焼け色
 
温まる季節の気まぐれ雨。
雨のち夕焼け・・・
(室温19度)
 
(2月の終わり、
カラカラと家庭がまわる、
やっぱり、日常に流れてゆく
 
積み重ねる
答えは どこに・・・、)
と華はつぶやいた。
 
{華、 そうじ、片付け、歯磨き洗顔
朝の食事 幸と紗希人君の幸せと
未知男さんとこの家を支える。
それがすべて・・・だよ}とこころの中の花。は
つぶやいた。
 
(ん、そうね~、
でも、もっと何かを見つけられる気がするんだよね。
あまり迷ってもいられない・・・、
ここの景色は景色で自分に一番合っているとは
思うんだ。わかっているよ。花。でもね・・・、)
と華はつぶやいた。
 
秘密の視聴者参加相互番組の小説は、
ブログの小説をパソコンで書き込み始めた。
 


 
パソコン
 
いつもこのドラマは、静かに始まっていた。
 
ポンコツテレビのドラマが始まった画面をみつめながら、
華は、ところどころ華の書いている小説のフレーズが
忍ぶようにかくれてるのをみつけて秘密の携帯電話でメールして
確認していた。
 
こころの中の花。は、
現実的にこわれかけのポンコツテレビとは
偶然を呼ぶ魔法のハプニングマシーンは、
ごくありふれた言葉の綴りだけで
華に気のせい、考えすぎと訴えたかった。
 
2011年未来チャンネルでは、
 

雨がしとしと
アスファルトを濡らしているのを映していた。
誰かがおいしそうにピザを食べる姿が
映っていた。
 

「いらっしゃいませ、
何かお入りようですか?」
と店員は言いました。
 
「ええ、娘がいつも背が低くて
こまっているんです。
小さくてどうしたら、伸びるのでしょう。」
と女の人は言いました。
 
「娘さんですか、低身長は悩みですね。
原因はなんでしょうか。」
と店員は言いました。
 
「そうなんです。
心配で・・・、」と女の人は言いました。
 
「伸びる時期があるにきっと違いないですよ。
今の季節・・・、
夕焼けを背にして 立って見せてあげてください。
 
影ぼうしの
3倍の大きな巨人になれます。
 
おかあさん、
心配しないで・・・、
3倍のこの大きなバラはいかがですか?
 
夕焼けを背にして立つと3倍の背いたかのっぽ、
 
伸び伸びして美味しいものをたくさん食べて
お日様の中、のびのび運動することを
試してみてくださいね。
きっとこのバラのように大きくなれますように。」
と店員は言いました。
 
「そのバラを分けてもらえますか?」
と女の人は言いました。
 
壁にかけてある女の子の絵が微笑んだように見えて
ほっぺが夕焼けの色に染まっていました。
てのひらにはまた銀色のしずく。がのっていました。
女の人が入ってくるまでなかったのですが・・・、
 
女の人は銀色の力のしずく。のギフトにつつまれた
夕焼けで3倍になった影ぼうしのバラを
握りしめてローズインファンシーショップの扉を
開けました。
そしてその女の人の姿も夕焼けに照らされて
なが~くのびながら小さくなっていった。
 
2008年今チャンネルでは
 

白いソファで演技するドラマが映っていた。

離れの中2階では
夕焼けで3倍になった影ぼうしのバラで染まっていた。
 
「美久、低身長らしいだって、
きょうの女の人の娘さん、心配だね。
僕だって、小さすぎて自動ドアが開かないことが
あったんだ・・・、大きくなれるといいね。」
と美久の肩でささやいた。
 
「ええ、そうですとも、
元気できらきらした瞳のこどもがたくさんいることは、
みんなの宝・・・、
大きくなれるといいですね。」
と美久は言った。
 
 
 
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テーマ曲
クレジット
 
 
【影ぼうしはメルヘンだね~。
影では巨人になれる…】
と華は秘密の携帯電話でメールをした。
 
【・・・、ここ 】と秘密の携帯電話で
返事が来た。
 
 


(きのうピザを食べたら、
きょうは、ポンコツテレビでピザ当てクイズを
やってたんだ。
 
ミスターテレビ君、華のお茶の間から?
ピザをコピー、シタショ・・・!)と華はつぶやいた。
 
{華、あいかわらず、テレビがきらいじゃないわね。
たまたま、気のせいよ~~~~ぉ~}
と花。は、なだめた。
 
(#$%&?)
と華は笑った。
 
 
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地デジまで146日・・・、