淡き花。五十三話 春待ち色のバラ・薄明かり色のバラ | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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春待ち色のバラブーケ1薄明り色のバラブーケ1



 
 
きょう未明に震度4の地震
鳥のさえずり
それから 微震・・・
 
春の強烈な移ろい
 
薄明かりの光りは何かが始まる
きさらぎあけぼの
 
春待ちの夢桜
 
 
(何かを捨てなければ
たくさんの言葉の綴りは創り出せない。
 
たとえばゆったりした食事
たとえば 睡眠
たとえば 子供との会話
 
それで書き続けて
何かが生まれる・・・)
と華はつぶやいた。
 
秘密の視聴者参加相互番組の小説は、
 

 
パソコン
 
ローズインファンシーショップの
2011年未来チャンネルでは、
 

だれかの家が 音を立てて揺れて
崩れることがなかった様子を
映していました。
携帯電話で確認すると
震度4の表示が出ていました。
薄明かりのなかで明けていくと
都心マラソン走る人走る人の映像が映っていました。

「いらっしゃいませ」
と店員は言いました。
 
「ちょっと、
つらくて・・・、悲しくて
どうしたら、いいか、わからなくて
でもね、
イルカ、見に行ったら、
元気になったの・・・。」
と女の人は言いました。
 
「よかったですね。
そんな時ほどとじこまらないで
思い切って 海やイルカを見るのも
いいことですね。」
と店員は言いました。
 
「ええ、母からは、
血相変えて、首つってないって
あわてて
電話がかかってきたけれど・・・、
 
そんな苦しみなんて・・・
えっ!何?って 忘れていたの」
 
「そう、
元気になられたんですね。
 
そんなあなたの未来に
如月のあけぼの薄明かりのバラブーケ1
春待ち色のバラブーケ1はいかがですか?
あなたの未来いろどりに・・・」
と店員は言いました。
 
「そんなバラがあるんですか?
分けてもらえます?
 
なんとか裕福にはならないとしても
息をしてがんばってみます。」
と女の人は言いました。
 
薄明かりのバラブーケ1春待ち色のバラブーケ1
銀色のしずくのギフトに包まれて
女の人の手にしっかり持たれました。
 
そして
ローズインファンシーショップの扉は
開きました。
 
女の人は明るく輝くようになった
春の入口の光りに輝きながら
小さくなっていきました。」
 
2008年の今チャンネルでは
 

シスターに扮する役が映っていました。
一世風靡したロボットの男の子の話と
そのアニメを書いた作家の特集をやっていました。

 
離れ中二階では
 
「きょうは、悲しいつらい経験をした人がきたらしいよ。
美久・・・、」
と妖精は言いました。
 
「誰も一度はつらくて苦しい想いを
大なり小なりします。
そんなときはきれいなお花を見るのも
旅行もいいですね。雑念を払って
こころの奥の生きたいこころをのびのびさせて。
未来は開けます。」
と美久は言いました。
 
離れの中2階は
春待ち色のバラと薄明かり色のバラで
また染まりました。
 
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 テーマ曲
クレジット
 
【つらいこと?・・・・・・、
ハイ、そうですね、
 
どんな苦しいことがあっても、
あしたは、花いっぱいかおりいっぱい
咲きますように、
そして伸び伸びした自由ないい暮らしがしたい・・・】
と秘密のケータイに華はメールした。
 
【これしかできませんが…、】
とポンコツテレビ華の信じるミスターテレビ君から、
秘密の携帯からメールが来た。
 
 
{伸び伸びした自由で幸せないい暮らし?
シャワー付きのきれいな一戸建てのこと?
 
自由に仕事していい仲間に包まれて
なんとなく家族が暖かくて?
アコガレルよね~、華   }
と花。はためいきをついた。
 

 
あした・・・
あしたは未来への一番近い階段、
 
 
 
(そういえば、
「あしたのジョー」の映画に 普通の日の昼間、
華と幸ででかけたら、
年金をもらっている老夫婦が7,8組と一緒だったんだ。
 
 
そうしたら、
家でポンコツテレビがまた点滅したから、
彼が出てきて
”よろしく”て言ったんだ、
 
だから”、いえ、どうもっ”て華はこころでお辞儀した。)
と華はつぶやいた。
 
{違う、違うよ。
映画のプロモーションの宣伝なのにぃ!・・・}
と花。はたしなめた。
 
{#$%&?}
と華は首をかしげた。
 
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あと地デジまで147日・・・、