
苦心色のバラ
のノートパソコン
淡き花。四十四話 苦心色のバラ
「花桟敷」
華と幸の天のはしご
空を突き抜けた光りは、「花桟敷」の出会いとなった。
「劇団 そのこ」の連絡場所だったその桟敷は
煩雑に物がおいてあり、苦心のなかで花が咲いていたようでした。
そして、
前の持ち主の後光を浴びて幸と華を迎えた・・・。
受け入れがたい不遇な幸の居場所は
もう過去となりつつ、
「花桟敷」が受け入れようとしていた。
まるでそこで華と花。待っていたように・・・
華はエッセイクラブに通い始めていた。
なんとそこに「花桟敷」の引継ぎをした人がいた。
これも華にとって偶然の神が引き合わせたようなのでした。
なぜなら、クラブは あさ昼晩と3部に分かれていたから、
必ずしも、その人と顔を合わせたのは偶然の妙としか
言い表す言葉はなかった。
そして、
その人は5年前に華が会ったことのある人だった。
(偶然は、華をどこに連れていくの?)
と華はつぶやいた・・・。
小説は、
ローズインファンシーショップの
メディアの未来チャンネルでは
やや曇りがちなそら
冷えるけれど前より、やや温かくなったあさ
ファンヒータのLo にスイッチがはいらなくて何度もつけ直して
18度の設定で満足したように動いたファンヒーターを映し
大相撲春場所の中止の報道、
市民税減税に争点がおかれる
地方のトリプル選挙の結果の様子、
夜は星が見えないどんよりとしたくもりの夜空を映していました。
「いらっしゃいませ、
何かご入りようですか?」
と店員はいいました。
「この公募の雑誌に
絶対作家をみつけてみせる・・・、
なんて書いてあるの、
今 テレビのものづくりの作家が少ないのかしら・・・、」
と女の人は言いました。
「そうなのかなぁ~、
テレビで放送されることは少し前から
目をふさぎたくなるような報道が多いようだね、
だからなのか?」
と店長は言いました。
「そろそろテレビも開局50周年、
お祝いしてもいいキリ年だろうに・・・」
ともうひとりの店員は言った。
「でも、ネットに動く人が多くなって多チャンネルにもなって
ゲーム時間もあるから、テレビ離れもあるのじゃないか?
それを乗り越えるには、だろうね。」
と店員は言いました。
「あさ テレビでピアノ演奏でモーツァルトを演奏してた・・・、
モーツァルトを聞くとなんか元気になるね。」
と店員は言った。
「ええ、苦心のように映像は届き 映像は続いていますね・・・。
でも、作家がようやくみつかったようで
みんなに祝福されていたのが映っていたわ、
私も何か書いてみようかしら、
きっと苦心の末できるもの、やれば自分のこころに残る・・・。」
と女の人は言いました。
「それなら、この苦心色のバラのノートパソコンはいかがですか?
中古ですがしっかりしています。
お値打ちにしておきますよ。
きっと苦心、苦心の上、きれいな花が咲くと思いますよ。」
と店員は言った。
「そうなんですか?
では、それを分けてもらえますか?
やってみます・・・。」
と女の人は言いました。
苦心色のバラのノートパソコンは
銀のしずくのギフトにつつまれて
しっかり女の人の手に渡されました。
ローズインファンシーショップの扉は開きました。
春めいてきたけれど
どんよりの雲のまだ寒いなか
姿が消えていきました。
「テレビも作家が見つかったらしい?
そうだとすると良かったな・・・、
楽しい映像を見るのは嬉しいしな・・・。」
と店長は言いながら、
きのう見た夢を思い出していました。
美久さんとまだ寒いあさでも
川沿いのベンチでお日さまが上るのを
二人で見る夢でした。
店員に解らないように顔を固くして
目をそらしていました。
「店長、なんかあったんですか?
嬉しそう・・・ですね。」
ともうひとりの店員は言いました。
「いや、その、なに・・・、」
と顔を紅くしていました。
離れの中2階では
美久がまだ寒い中、白いバラをつくりつづけていました。
肩に乗った妖精が
「美久、きょうは苦心色のバラのノートパソコンが売れたらしいよ、
ほら、部屋は、又、苦心色のバラに染まった・・・。」
と妖精が言いました。
「ええ、そうね。
きれいな色で染まりますように、
生きていきたい心の叫びは誰もおなじ・・・、」
と美久は言いました。
テーマ曲
クレジット
【テレビももうすぐ50周年ね、
いつもその節目に有名な人がいきいきとされていた。
流れていくもいいけれど
節目でお祝いするのもまた楽しいね・・・。】
と華はメールした。
【生きていてよかった・・・、】
とミスターテレビ君からメールがきました。
{華、花。には、関係ないよ・・・、、
でも50周年、おめでとうだね。
この時間、幸の面倒みるとか、
そうじするとか何が華のためになるか
考えてよね・・・}
とこころの中の花。はつぶやいた。
きょうもバラの花を一本、
冬に咲く華の打ち込み文字・・・、
漫才の人のCMに
美久と妖精のように肩に乗って
乗り物を宣伝しているのを見つけました。
そうすると
華の勝手な思い込みでいくと
細い人が美久役で丸い人が小さくなって
妖精みたいだったので
笑っちゃいました・・・。
これも偶然、ありふれた発想だから?
CMのアイデアが素敵だからでしょう。
大相撲中止はお茶の間で見ている華からは、
残念です。
野球はストライキがあって開催が危ぶまれた年があって
ゲームが交流戦となり、放映は続いている。
すもうは今が開催中止、元気になられるといいと思います。
つ、づく づく・・・。