淡き花。四十話 一粒の麦から、 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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麦色のバラ

淡き花。四十話 一粒の麦から

もし一粒の麦が地に落ちて死なないなら、
ただ1つのまま残る。しかし死ねば、多くの実を結ぶ。
出典: ドン・ポスコ社  
新約聖書ヨハネによる聖福音書12章24節
 
(今、この言葉を考えると
華は、何をすれば いいんだろう・・・、
 
沙希人、幸、未知男
おばあちゃん おじいちゃん、
みんな今は 何を求めているんだろうな・・・、
 
もうすぐ失業4ヶ月の沙希人は失業保険が降りるらしい。
ひとり暮らしから、華のところに帰ってきてゆっくりしていて、
 
幸は、施設をやめて、でもヘルパーさんが
来てくれてお散歩に連れていってくれる・・・、
未知男さんの契約社員の話しも一段落して
仕事はあるらしい・・・。
 
おばあちゃんは今年80歳
おじいちゃんは今年83歳、
長生きだね・・・、
 
今は・・・、
希望を持つことを忘れないこと
決して 浮いた話は華のそばにはないから、
華がどんなことしても希望を忘れないで
がんばれば、みんなが笑いあえるとき
きっといつか来る・・・。華はそう思う。)
と華はつぶやいた。
 
{華、華が一途にまわりのことを祈れば
たくさんの笑いの花がきっと咲くね。
 
それがきっと一粒の麦がわがまま言い放題で
だらしなく嘆くより、けん命にまわりに希望の想いを祈ること、
きっとたくさんの麦の穂ができてくる。
 
沙希人の将来も幸の将来も
未知男さんの仕事も
おじいちゃんもおばあちゃんも
いきてくるよ。ね、華・・・。
多くの実を結ぶよ・・・。}とこころの中の花。はつぶやいた。
 
小説は・・・、
 

 
パソコン
 
華の家のポンコツテレビは 
相変わらず愛嬌よくお茶目に点滅していた。
 
時には 情熱的にフラメンコのカスタネットのように
激しく
 
時には シックにロマンチックにバイオリンの弦を爪弾くように
滑らかに
 
時には こころにズンと響くベースギターのように
ズンズンと
 
いずれもこのポンコツテレビがピノキオのように
熱いこころをもって生きているように
 
このテレビのブラウン菅は
逆に FYWテレビまでモニターにつながって、
渋くおちょこちょいな~寂しがりの~
凄腕で強引な かっこいい?
華の作り出したミスターテレビ君につながっているかのように・・・、
 
なんて 華の部屋のポンコツテレビは
アナログ世紀末・・・、
 
華にとっては、ヘンな相棒、
ほっとけば、点滅で落語まで話し出しそうな
スーパーマン、いえ、スーパーポンコツテレビなのでした。
 
秘密の視聴者相互参加番組、
ローズインファンシーショップでは・・・、
 
未来チャンネルが映っていました。
 
あさは、誰かの顔を冷凍食品ぐらい
冷たくする雪が
チラついた雪のあさが映っていました。
 
必ず、日曜3時の競馬の放送
3世代クイズ
悲しい鳥インフルエンザの被害
サッカーがアジアカップで
オーストラリアに勝ったと報道していた。
 
地デジかが忙しいそうに映っていました。
 
「いらっしゃいませ、
 
何か、
ご入用なグッズはありますか?」
と来店した女の人に言った。
 
「ええ、
ここのお店がカワイイお店だったので
来て見ました。
 
バラの絵本もあるのですね。」
といいました。
 
「ええ、」
と店員は言いました。
 
「あ、カワイイ、
こんな絵本、私も作ってみたいな、
ちいさな頃からの夢なんですよ。」
と女の人は言いました。
 
「そうなんですか。」
と店員はいいました。
 
「どうしたら、
本を作れるんでしょう、
自費出版すると
たくさん、お金がいるらしいですね。
 
むかし、自分で作ったのを
自分のアマチュアコンサートに
置いたことはあるのだけれど、」
と女の人は言いました。
 
「どうでしょうね。
一冊でも 作ってみてはいかがですか?
思い出になると思いますよ。」
と店員は言いました。
 
「一冊でも多くない経費はかかるけど、
そこで作ってみたら、
そのあと何かが始まるかも知れませんね。」
と女の人は言った。
 
「そうですとも、
その一冊にかける想いを
そこにかけたら、何かが始まるかもしれませんよ。
始めないと想いはあなたの中に残る。
 
もし、一粒の麦が地に落ちて死なないなら、
ただ1つのまま残る。しかし死ねば、多くの実を結ぶ
 
ちょっと意味合いは違うかも知れませんが
こころに悔いを残さないで
一冊、作ってみてはいかがですか?
 
そこから、きっと何か始まると思いますよ。」
と店員はいいました。
 
「そうですか・・・?
そうですよね。
 
やってみようかな・・・、
 
この麦色のバラの本を
分けてもらえますか?
 
おいしいパンも小麦を粉につぶして
水をまぜて酵母や塩を入れて
よく混ぜてこねて寝かせて
焼いておいしいパンができますね。
 
麦のままだと麦のまま枯れて終わりです。
 
始めてみて、この想いを伝えたら、
たくさんのお話しができるのかもしれません。
ただひとりではなく・・・、」
と女の人はいいました。
 
「そうですとも、
やってみてください・・・。」
と店員はいいました。
 
「ありがとうございました。」
と女の人は一礼して
麦色の本に透明なしずくがギフトに飾られて
お店の扉を開けました。
 
寒そうな外もからだが温まり、
顔を上気して女の人は帰っていきました。
 
「良かったナァ~、
いつかあの人の本を見ることが
できるかもしれないね、
いきいきして帰っていったね。
寒くても冬ののようだった。」
と店員は言いました。
 
「麦といえば、ビールも麦から出来ているんだっけ?
麦は 麦飯もあるしなぁ~、
これもたくさん種類を作っているよね、」
ともうひとりの店員が言いました。
 
 
今チャンネルでは
『モヤッ』と『スッキリ』と話す番組が映っていました。
 
どこかのドラマの居酒屋の名前が
「咲子」という看板になって映っていました。

占いの人の人生相談で
「シュワッチ!」といいながら
出てきた俳優さんが映っていました。
 
 
ローズインファンシーショップの離れの中2階では
美久がサクサクたくさんのしろいバラを作っていました。
 
「美久、きょうはね、お店に本を作ってみたいという女の人が
来たらしいよ、
麦色のバラの絵本を買っていったらしい・・・。
何か本を作りたいっていっていたらしい・・・。」
と妖精は美久の肩の上で話しました。
 
「願いが叶いますように・・・
生きて いきいき時を飾れますように・・・、、」とつぶやいた。
 
美久の部屋には 青いバラ 黄色いバラ ピンクのバラ
ムラサキのバラ 麦色のバラと染まっていきました。
 
「美久、♪ちりとて~ちん~・・・、だんだん
バラの色が染まってきたようだね・・・。
きれいな色とりどりのようだね~。」
と妖精はいいました。
 
「     、」
 
 
【華、考えてばかりいないで・・・、】と
華の信じるミスターテレビ君から、点滅と同時に秘密のケータイから、
メールが来ました。
 
華は、慌てて秘密のケータイをとって
 
【何?・・・、あ、美久のセリフを?入れるの?・・・
ハイハイ、先輩、 『ええ、』」でいい?】
と秘密のケータイで【メール】を送ると
 
「ええ、」と美久はいいました。
 
 
テーマ曲
 
クレジット
 
【ビックリした・・・。
何があったか・・・、よく覚えてないけど・・・
確か、○○だよね、】
と秘密のケータイで華はメールを送りました。
 
ポンコツテレビは妙に・・・、点滅して、
【逢いたい・・・。】とメールがきました。
 
華は、
(何?愛していないよ~、ハートブレイク
華は オバさんなんだから・・・、)
 
【華のをセリフに入れたでしょ・・・、】
と華はメールを送った。
 
口笛を吹いたように点滅しながら、
【よく解るね~、】と返事が帰ってきました。
 
【もうぅ~、イジワル!】とメールを送りました。
 
笑うようにポンコツテレビは点滅していました。
 

寒い日が続きます。
暖かくお過ごしくださいね。
                
           華桜と花ブーケ1。より