
テレビでしか見てない東京スカイツリー
いつか見に行きたいです。
淡き花。二十四話 お正月と東京スカイツリー
お正月2日
暗く明けるも部屋いっぱいに
東から、光りが窓にさしこんで
うすく広くひろがったいっぱいのひだまりで
古家も
なんともいえない
冬の平滑な光りで明るくなっていた。
あわただしく年末を過ごした華は
初夢もあわただしく見たが忘れていた。
それよりも今年また力強く少しは人並みの生活を
目指そうと古家の中をサクサク動いていたのだった。
きのうは、年賀状が届いて
幸にも お正月が解るようではしゃいでいた。
なかなか 早目に年賀状を買っておいても
元旦に届くようには毎年華の古家では
幸がカラダをこわすことが多いのでなかなか至難の業の域だった。
でも 元旦につく年賀状の喜びはもらう方は
とても嬉しかった。
と同時に送れない申し訳なさもあった。
2日はさっそく年賀状づくりにおおわらわの華だった。
お正月のテレビでは 最近東京スカイツリーの話題で持ちきりのようだった。
2011年、画面から見るその東京スカイツリーは
東京タワーよりも イロッポイ網目のタイツをはいているようでもあり、
羽根をつけたら 大きなちょうちょで 昆虫ぽく飛び立ちそうな風貌だった。
華は 一度、見に行きたいと思った。
華は 文芸とは何かなと思った。
文が 芸となる
紙にしてもパソコン上の画面にしても
その文字の羅列が美しく趣深いことなのかなぁ~と
思った。
また その言葉が読む人にとって
感慨深いことが文芸なのかも知れないと思った。
バタバタした夜遅くなのだけれど
華は ただ一途にパソコンに向かって
秘密の
視聴者参加相互ドラマの話しの続きを書き始めたのだった。
華は何も解らず
秘密のケータイで 谷山勇樹の名前を
書いていたのでした。
谷山勇樹は 華の短大のとき
POPな曲を作って一世風靡した人の名前でした。
華は いつもFMラジオやアルバムを買って
自分の部屋で聞いていた人の名前で
コンサートにも行ったことのある人でした。
華がたまたまそのコンサートで忘れ物をしたとき
彼が客席を 歩いて帰る姿に会いましたが
華は 花。
そっとその場を抜け出した花。でした。
華はそのことを華の信じるミスターテレビ君に
伝えたかっただけなのでした。
でも
『ローズインファンシーショップ』のドラマの始まりは
『氷点』のように大雪の中でのシーンで始まり、
テーマ曲が流れてきたときに
まさに偶然谷山勇樹を起用していました。
本当にこの魔法のケータイは
彼につながっているの?つながっていないの?
それとも 偶然の神さまが華に話しかけてるようでした。
その情感あふれる歌い方は、とても素敵にそのドラマを
盛り上げていました。
いくつもの偶然が
たくさん重なって現実になっていきました。
ポンコツテレビは壊れてるだけなのに
不思議な世界に言葉をなくす華でした。
これが
視聴者相互参加ドラマへのミスターテレビ君の
挑戦???
もちろん、
その曲が流れ始めると
彼の名前がクレジットに流れていました。
会ったことも話しをしたこともない
あの時の投稿作品の名前の人でした。
きっとつながりは何もなくて
偶然とは神さまのいたずらなのでしょうね。
哀しい華にプレゼントを贈って来たようなのです。
なぜだか華はうれしくて
FTW(不思議なトップワールド)テレビのミスターテレビ君あてに
手紙を送ったのでした。
バラいっぱいのイラストを書いて・・・。
神さまは その華がバラいっぱいの手紙を送った日から
テーマ曲の画面にバラのイラストが流れるように
なりました。
華は
(あ、 バラの絵、
華の気持ちが他の人と同じように伝わっていたら、
嬉しいな・・・)とその画面に映るイラストを
じっと見つめていました。
(秘密の小箱 の秘密のケータイには
こんな力?があるのかな)と
華は思いました。
このドラマの選曲は実に素晴らしい音を
かもし出していました。
こんな素敵な曲を選ぶドラマのチームに
華はずっとあこがれを持ったのでした。
ヒョンなことで色いろなことが運命で重なることは
あるのではないでしょうか?
ただ華の古家のポンコツテレビの電源が
故障して点滅しているだけなのに
想像力や感受性がおおせいで夢見がちだから
こんなドラマもいいかなと追っていくようです。
でも見ている人のキャストや演出で動くというのは
本業の人にとってドンナでしょうね。
もう ほとんど 地デジの電波は華の家だと
ケーブルテレビで届いています。
東京スカイツリーも大分高くなって
東京タワーの地上波と入れ替わるのはいつなのでしょうね。
そろそろ華のポンコツテレビもデジタルのニューフェイスにしなくちゃね。
勉強不足ですが 東京の人の地デジは東京スカイツリーが
まだできないのですがどうやって地デジを受信しているのでしょう?
ハテサテ今夜も眠れない・・・。
ドラマは続きます・・・、