真紅の絵 詩季子の短歌の世界 真紅の絵に 深まる秋の いろ変わり ここ炉(ろ)の奥の 辛苦の吐息 詩季子 真紅の浮世の絵模様に 深まる秋の 透明な冷たい いろ変わり こころの炉の奥は 紅く紅く 欲望の炎 たぎらせて 生きて いい暮らしを せめて今の暮らしのままで 息をしていたい こころの紅い紅い 欲望の炎・・・ 晩秋の哀しい せつなさに 残り少なく 押し詰まる年に 落ち葉が走るこの時に 辛苦の 熱い吐息を 憂鬱に ふうっ~ ため息ひと息 吐いた