花嵐 詩季子の短歌の世界花嵐 散り行く舞の 螺旋夢 流れる雲と 初夏への扉 詩季子 ものすごく 吹きすさぶ 明るいひざしの中での 春の北風 散る桜の花びらは 妖艶に螺旋に舞い 華やかな満開の夢を追い 散る葉は 走るように 目の前を 通り過ぎ 流れる雲は あおい空を 駆け足で 移動していく 初夏につづく明るい日差しの中 冬のような風で 初夏へのとびらのかげろうを 螺旋のはなびら舞う中で 幻のように 浮かべた そんな うづき新月の花嵐