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未来劇場へ・・・・・。>
おれんじの三日月 始まりの13
(冬のひだまりのなかで)
屋根裏部屋の玄人は、
朝の 小窓から
屋根の上のお日さまが
のぞいて屋根裏部屋いっぱいに
その光りが
広がるまで 寝ていた。
屋根裏部屋の時計のチャイムは
何年も止まっていたのだが
なぜか きょうだけ
特別に 鳴っていたのでした。
「玄人、玄人、
起きた? あさ~だよ~、
寒い~けど あさ~だよ、
あれ、なんで ここの時計のチャイムが
なるの?
電池 きれてるハズなのに・・・。
玄人が来てから 不思議なことが 起きるのね。」
とまりが 起こしに来た。
「あ~、窓から お日さまが
見える・・・、
あさだね、」
と玄人は 言った。
「これ、見て 見て・・・、
広告に
ドーナツやさんの アルバイト、
どう~、
玄人 アルバイト、
始めてみない?
まりも 明日から、
始業式なんだ~、
ど?
がんばってみては、
玄人君・・・、
幸せは 君自身が 決める・・・、」
とまりは 言いました。
「ん、そうだね~。」
と玄人は 言いました。
「玄人、
なんか、ほっぺた?
はれてない?
ぷっくりしてる・・・、」
とまりは 言いました。
「なんか~、しくしく 痛むんだ~」
と玄人が 言いました。
「え、何?
ひょっとして 虫歯 っじゃない?」
とまりは 言いました。
「え~、虫歯かな~
正月 おいしいもの 食べすぎたかな~、
バラおばさんの料理が おいしすぎて~
か、な?」
と玄人は いいました。
「玄人、なに なに?
虫歯なのか?」
とくろねずみの蒼人は 言いました。
「どうやら、そうらしい・・・。蒼人・・・。」
と玄人は 言いました。
「虫歯に なっちゃったのは 仕方ないが
気付いたら 早く直すんだ~、」
と紅が いいました。
「玄人、歯医者にいこうよ」
とまりは 言いました。
「歯、 医者?」
と玄人は 言いました。
「玄人、虫歯ぐらいなら
このおいらぐらいでも
この治歯(ちし)を 使えば、
元通り なのだが、
玄人は この星の歯医者体験を
してみるのかい?」
と黒ネズミの蒼人は 言いました。
「まあな ムーンキングが
それが お望みなのかも知れないな~、」
と玄人は 言った。
紅は お構いなく
縦型ゆたんぽ2個の上で
ねそべっていた。
「治歯(ちし)
治歯(ちし)って何?
黒ネズミさん・・・、」
とまりは 言いました。
「あ、まり、
ここにいたのか?
おいらは な~んも
言ってないぞ~、
聞こえたか?」
と蒼人は 言った。
「聞こえた 、聞こえた。
黒ネズミさん」
とまりは 言った。
「まり、まり、 空耳
気のせい だ・・・」
と蒼人は 言いました。
「聞こえたもん・・・。」
とまりは 言いました。
「玄人、
どっちにするんだ、
治歯(ちし)か?
歯医者か?
イテ イテテテ、」
と紅は言いました。
「どうもおいらも 虫歯のようだ。」
とうさぎの紅は 言いました。
「ん、 俺は
歯医者に 行って見る
この星の・・・、」
と玄人は 言いました。
「そうか? ムーンキングの
指令だもんな、
おいらは この治歯(ちし)で
あっという間に
虫歯治療完了・・。」
と紅は 霧状のものを口の中へ
ひと吹きして 微笑んだ。
「シュウ~ッ てナニナニ?」
とまりは言いました。
「まり、大分 おいらに慣れたと思うが
見なかったことにしといてくれ。
玄人は まりと歯医者に行くと
言ってる。
どうも デートらしい。
頼むな、まり。」
と紅は 言いました。
「そうと 決まったら、
出かけ時・・・、
歯医者に 行っても~
いいかな~。」
と玄人は 言いました。
「そう そう 傷は 浅いうちに
レッツラ ゴ~・・・、」
とまりは 言いました。
バラおばさんの運転席に
あたたかな日差しが 暑いほどあたり
玄人はまりと歯医者に でかけたのでした。
北の寒いところでは 豪雪のたよりが
届いていました。
この国の財務大臣の辞意の
話が 電波で流れていました。
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歯は 早目の治療が 肝心です。
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