もりのあさは
暗く明けて
虫の音と鳥の声と
秋は
ここぞばかり競演
お日さまは
夏を 思い出すように
明光度を 上げてくる
やれやれと
涼しくなるわびしさに
古家のすみびとは
ほっと ため息を
ついていた
秋の七草島の
プールデッキで
くじらのジーラに乗った
宙とペリカンくんは・・・、
”あなのなかから
カミさまの
はつみつを ちょっいと
多めになめすぎたら
また 出口で
詰まっちゃたんだけど
おめんライダーひろし隊長が
おめんライダーヒッパレーと
声をかけてくれて
秋の七草さんたちも
押してくれたおかげで
また ビューンと飛んで
古家には ふたつ目の
あしながばちの巣があったんだけど
なぜか それも飛び越えて
光に 吸い込まれたんだ・・・、
そしたら なんと
くじらのジーラの背中の上だったんだ”
と宙は 言いました。
”ホホーィ
いいともさ、
むっつ海まで
でかけようじゃないか~、
行くぞ~
銀河のむこうへ 飛んでいけ~”
とくじらのジーラは
秋の七草島のプールデッキから
出ると
なんと
大海原を ザブン ザブンと
波立たせたかと思うと
なんと
そらに 飛び上がったのでした。
”ジーラ、
もう 頭は いたくないの~
ジーラは そらを飛べたんだね・・・、”
と宙は言いました。
”ホホ~ィ、
いち、過労を避ける・・・
に、体力をつける・・・
さん、よく手洗いをする・・・
よん、具合の悪いときは
うがいをよくする・・。
ご、好き嫌いしない・・・、
ろく、よく睡眠をとる・・・、
なな、風呂に入って 清潔にする・・・、
病気になりぬくいように
がんばって やっていたら、
調子が 良くなってね~、”
とくじらのジーラは
言いました。
きたんこナスも
おたんこナスに もどることはなく
すやすや 眠っていました。
”この 秋の陽気に
すっかり
からだも涼やかに
いやされれてな~”
と言いながら
うろこぐもの中を
すいすい 宙たちを乗せて
飛んでいきました、
”えっ! どうして 秋の七草さんの
お話しを知ってるの?
不思議な ジーラ・・・、
生きる力ってなんだろうね、・・・”
と宙がしみじみ言いました。
”さあな~
とにかく そらへ
ほら 星が見えてきたぞ~”
とくじらのジーラは言いました。
もりのよるは
しっかり暮れて くろのよる
紺色にしろのカーテンのくもをかけて
にしに ひとつぼしを浮かべて
月様のすがたは まだ
見えませんでした。