フライ トウ ザ MOON歩み(217) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
きのうに
ひきつづき
夏日

オレンジいろの光と
ほわっ、じと、とする
空気の中
もりの時は
しずかにしずかに
音も立てずに
進んでいきます

”宙、きょうは
もりのプールの日らしいぞ!
プールに行ったら
どうだ・・・?”
とペリカン君は言いました。

”ん、夏はあついから
夏休みなんだ、
休むんだ・・・、
ねむい、ねむい・・・、
おこさないでよ・・・、”
っと宙は言いました。

”そうか、
もりの子ども達といっしょに
楽しいぞ!
みずかけ遊びだよ・・・、

虹が見えるかも知れないよ・・・。”
とペリカン君は言いました。

”ん、なに?
虹?・・・って?

きれい?”
と宙は言いました。

”そうさ、
プールの水しぶきに
きれいな虹がみえるかもね・・・、”
とペリカン君は言いました。

”んん、宙、
いく~、いく~・・・、”
と宙は言いました。

”はい、水着
はい、ぼうし、
はい、ゴーグル、
ほい、バスタオル”
とペリカン君は言いました。

”いってきま~す。”
と宙はもりのプールまで
いくことにしました。

お天気はなつぞら

にぎやかにもりのおともだちと
水浴びをした宙でした。

お友だちの水しぶきに
ちいさな虹は光っていました。

”あ、にじにじ・・・、”
”きれいだな~”
と宙は言いました。


なぜか
くろいメガネをかけた
ウサギさんが
くろい海パンをはいて
プールの監視台に
すわっていました。

”はい、きょうはここまで・・!”

くろいメガネをかけたウサギさん
のうでに はまった電波時計が
暑さに顔をゆがめて
言った。

”あ、あんなところに
うさぎさんが いる・・・。
あ~、
楽しかったな~・・・。
帰ろう・・・。”

最高のなつぞらのプール日和を
満喫した宙でした。


満天の夕焼けは
入道雲をピンクにそめて

その上にぽっかり
しろいほとんど満月の月様

宙が満喫して遊んだことを
知っているのか
知らぬのか・・・、
満足げに
黄色くひかり出して

葉月の月様は

ほっとな空気に
ぴんくの夕焼けの空の上での
風流なゆかたの似合いそうな月様のすがた
でした。

”宙よ、いつかは逢える
そう信じているぞ”
と言って
うちわで涼をとって
微笑んでいるようでした。