もりのあさは ひんやり明けて
屋根の上の 上の上の
高い高い 高いお日さま
なんとなく 場所を向かって
左に動いて こんにちは
”宙、なかったな~・・・、”
とペリカン君が 言いました。
”もっと もっと 飛ぶには
どうしたら いいんだろうね、”
と宙は 少し生えてきた羽根を
ばたつかせて 言った。
”そうだよね、
どうしたら、いいんだろうね、”
とペリカン君が言った。
”ま、そんなに 根気をつめるな、
そのうち みつかるよ、
な 宙・・・、
それより~・・・、”
とペリカン君が言った
”それより~・・・、?”
と宙が言った。
”ヶ - キ、 つくろうよ、宙”
とペリカン君が言った。
”ヶ - キ - ・・・!”
”そうだった、
ペリカン君、きょうこそは ケーキを
つくろうよ、やった~、
最近ね、そらを見あげても
月様が いないんだ~
どこへいっちゃたんだろう~ね。
宙、ショコラのケーキ、作ってみるんだ、
おそらにいないと あげないからね、”
と宙がいった。
”じゃ~ 宙 ケーキをつくろうぜ、
この本によると
板チョコ1枚 チョコペン一本
こんぺいとう 少し・・・。
とかいてある、
チョコペンを ゆせんしてと
コップにお湯を入れて
その中に チョコペンをいれて
溶かす。
こんぺいとうを 板チョコの上に
飾り付けて~・・・、”
とペリカン君が
デコをしようと
チョコペンを使おうとしたら、
デコレーションする先っぽから出てこないで
おしりから
ドタ ドタ、と出てきました。
”なんだこりゃ~?”
とペリカン君がいうと
”あ~、ごめん チョコぺんね~
おしりを切るんじゃ~ないの~”
と宙がいいました。
”だめだよ~、宙こんなとこ、きったら、
どてデコだよ・・・、”
”う~、ショック~・”
と宙はいいました。
”だいじょうぶさ、
ただ ちょっと どてどてするだけだから・・、”
とペリカン君がいいました。
”んん~ ごめんなさい~、
でも、楽しいチョコケーキできたね~”
”そうだね~宙、”
となんとか かわいいチョコケーキが
出来上がりました。
もりの夜は ヒンヤリで
そらは 紺としろのくもをまだらに
浮かばせて
また、時が 動いていました。