もりの地平のやまやまは
かすみをかけ
はれのあさの
節分
”宙、恵方まきをたべると
縁起がいいんだぞ!”
とペリカンくんはいいました
”恵方まき?
食べてみようかな?”
と宙はいった
”ん、これ、おいしい、
今年、なんか いいことあるかな?”
と宙はいった
”ねぇ、ねぇ、
もりの夢の家で
もりの子ども達の
卒業おめでとうの会が
あるらしいんだ
きょう お手紙をトラねこさんが
もってきたんだ”
と宙はいった
”そうなの?
で、宙は行くの?”
”それがね~
宙は 古家のすみびとと
司会をすることになってていて~”
”えっ、司会をやるのか?”
とペリカン君がいった
”そうなの、どうしよう、”
”ま、がんばれや!
そうか、もうすぐ
卒業シーズンだよね”
とペリカン君はいった
もりの木は枯葉をもう
すっかりおとして
枯れ木模様
節分の日の夕暮れは
満天にくもをはって
くもり
暮れて
月様は三日月で現れ
くもから にじむような
光りで あらわれ
古家を そぅと見ていました