フライ トウ ザ MOON歩み(36) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりの地平のやまやまは
かすみをかけ
はれのあさの
節分

”宙、恵方まきをたべると
縁起がいいんだぞ!”
とペリカンくんはいいました

”恵方まき?
食べてみようかな?”
と宙はいった

”ん、これ、おいしい、
今年、なんか いいことあるかな?”
と宙はいった

”ねぇ、ねぇ、
もりの夢の家で
もりの子ども達の
卒業おめでとうの会が
あるらしいんだ

きょう お手紙をトラねこさんが
もってきたんだ”
と宙はいった

”そうなの?
で、宙は行くの?”

”それがね~
宙は 古家のすみびとと
司会をすることになってていて~”

”えっ、司会をやるのか?”
とペリカン君がいった

”そうなの、どうしよう、”

”ま、がんばれや!
そうか、もうすぐ
卒業シーズンだよね”
とペリカン君はいった

もりの木は枯葉をもう
すっかりおとして
枯れ木模様

節分の日の夕暮れは
満天にくもをはって
くもり

暮れて
月様は三日月で現れ
くもから にじむような
光りで あらわれ
古家を そぅと見ていました