古家のまどのそとは
あめがシンシンふったあとで
森の大地を湿らせて
ほんのり色を変えて 森の木々の葉に
しずくをおとしていました
そらは くらいグレーで
きもち赤っぽくそめて
ひんやりしたしめりけを
演出していました
ドリームインドリーム
スリープインスリープ
すやすやと宙のねいきが
きこえています
古家には なぜか
赤いバラが一輪
かざられていました
んんんんと、
~夢の中では・・、~
”宙、ほそい白いのおつきさまが
浮かんでいるのをみつけましたぞ!”
とペリカン君がいいました
しばらく
行方不明だった月様は
ある日 突然の夕方すぎに
満月で現れて
またいなくなり
ちょっとまえに
細いしろい三日月で
そのすがたをあらわしていました
”宙は 月様にバラの花を
渡したいんだ・・・、”
と宙はいった
”そうか、どうしたらいいだろうな?”
とペリカン君はいった
”んん、森の~、でっかい機関車は
こないんだろうか~?”
と 宙が不安そうにいった