フライ トウ ザ MOON NO.16 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
”まって、まって”
”ぼくのくちばしにお乗りよ”
自称二枚のペリカン君が
いった
”ん."
宙はペリカン君のくちばしに
乗り込んで
ペリコプターで ウサギの
あとを追った

ハラヘリ、ハラヘリ、シューと
シフトダウンで 街を飛んだ
うごかない観覧車と
うごいている観覧車が
みえた
にぎやかな街で 
青い風船が ゆれた

”なんかぁ~、ハラヘリのぉ~、
おとでぇー、
おなか すいてきちゃたぁ~”
”やだな、ハラヘリは 
ペリコプターの音だよ”
”しようがないなぁ~、
塩はないけど、お茶はある。
飲むか?”
”ん、”

”おなかすいたー”
”こまちゃうな”
”おかね、もってないしな~”
”わたし 踊る”
”ぼくはカラオケうたうぞ”

沿道の片すみにペリカン君
は降りた

#おなかすいた、おなかすいた、
どうしておなかが へるのかな、#
と 歌うと
と、となりで 
器用に 宙が 手を後ろに組んで
ステップを 足で踏んだ
おさげがゆれた

と、その様子を見ていた
沿道の人たちが
集まってきた
すかさず ペリカン君は
”ぼくの羽根をあげます、
寄付をお願いします。”
と いった
”これで なにかたべるものを
買いなさい”

いわれて
”ありがとうございました”
と デュエットで お礼を
いった

”なにをかう?”
”からあげとフライドポテトが
いいな”