満天の澄み切った秋空
やや西よりに うろこ雲を浮かせて
すそには 白い綿雲をたくわえ
ときおり お日さまが すきまから
様子を見て 微笑んでいました
”君の名は”と ウサギがいった
”君の名は?”とかおをしかめて
少女はいった
”つけてもらいなよ”
とペリカン君がいった
小さな少女は きょとんとした瞳を
開いて ぼおっーとしていると
”ん、なまえはまだない”
”ん、そうする。どんななまえ?”
”ちゅうちゃん。”
とウサギは しぶ~いかおでいった
”うんと、大、中、小の中?
考え中、勉強中、食事中のちゅう?”
と小さな少女は いった
”いや、宇宙の宙 ちゅうちゃんさ、”
とウサギが 満天を見上げながら
いった
”そうさ、ちゅうチャンだ!”
と
腕の電波時計も 文字盤を
くしゃくしゃにして
しゃべった