放課後の児童デイサービスから帰宅したたんたんが、
送迎の車から降りたところへ、
おとなりのご主人がワンちゃんの散歩で通りかかった。
わたしはスタッフさんと立ち話中だったので、
おたがいに軽く会釈をしてごあいさつ。
ワンちゃんを連れたご主人はそのままお散歩へ。
──と思いきや。
児童デイの車が走り去ったとたん、
数メートル先まで通りすぎていたご主人がくるりと振り向き、
大きな声で「おーい!」
え……・?
戸惑うわたしに向かってご主人は大きく手を振り、
さらに大きな声で「おーい!こんにちは!」
あ……もしかして!?
家に入るモードだったたんたんは、
お尻を向けたままカタチだけぺこりとし(これでもやるだけスゴイことなんですよ~(><;))、
わたしが大きな声で「こんにちはー!」(と、本人が言ってます!の目ヂカラビーム)
ご主人、再度大きく手を振ってにこやかに散歩に出かけて行った。
じぃーん、じぃーん、じぃぃぃ~ん。。。
だって、たぶん60代くらいのご主人、
年代的にもキャラ的にも、
大きく手を振るような人ではない。
奥さんとは庭先なんかで、
「うるさくしてすみません」とか、
「大泣きの声で迷惑かけてないですか」とか、
お話する機会もあるのだけど、
ご主人とはそんなお話をする機会もないし、
うれしいとキャーキャー叫んでうるさくて、
悲しいとおいおい泣いてうるさくて、
怒ってるとギャーギャー騒いでうるさいたんたんが、
(どんだけうるさいんだ。。。汗)
こちらが思う以上にご迷惑をおかけしているんじゃないかと、
とても気になっていた。
きっと奥さんからそんな話を聞いて、
‘たんたんのこと、迷惑じゃないですよ‘と、
態度で示してくれたんだろうな。
やさしさが身に沁みるよ~(ノ◇≦。)
こういうさりげない心づかいに、
いつも助けられてるわが家。
わが家がご恩返しできることなんてほとんどないけど、
たんたんがなんとか就労できたあかつきには、
いっしょにお礼とご挨拶にいけるといいな。