2020年6月22日(火)
横浜スタジアム
ベイスターズ 3-0 ドラゴンズ
勝 濵口遥大 1勝0敗
S 山﨑康晃 0勝0敗1S
負 柳裕也 0勝1敗

ハマのハマちゃんが大熱投!

8回1/3。
133球。
被安打10。
奪三振7。

ドラゴンズ柳裕也との投手戦を粘り抜き勝ち抜いた。
「すごく意識した。尊敬する投手。この先も何度も対戦は続くので、負けたくない」

1995年3月16日生まれ。
佐賀県三養基(みやき)郡出身の25歳。
三養基高校から神奈川大学を経て、2016年ドラフト1位で入団。

明治大学の柳、桜美林大学の佐々木千隼の抽選を外した後の「外れ外れ1位」だったが、その力は本物のドラ1だった。

ルーキーイヤーの2017年はローテーションで投げ抜き11勝。
1歳年上の髙城俊人とのバッテリーが冴え渡る。

日本シリーズ第4戦では、8回途中までノーヒットピッチング。
この活躍もあり、新人特別賞を受賞。

だが、辛い別れは突然やってくる。
シーズン途中に、髙城のオリックス・バファローズへトレードが発表される。

最後にバッテリーを組んだ試合では、フォアボールを連発してノックアウトされていた。
後悔ばかりが残った。

2018年は4勝。
2019年は6勝。

完封劇もあれば、1回ノックアウトもあった。
シーズン通して活躍できたわけではなかった。

「今永さんに勝つ。エースになりたい」

並々ならぬ決意で迎えた2020年シーズン。

その決意の先には2つの喜びがあった。

大学時代から交際してきた恵理子さんとの結婚。

そして、髙城俊人のベイスターズへの復帰が決まった。

「おれが全部止めるから、腕を振ってこい。絶対に止めるから、ワンバウンドになってもいいから、思い切り腕を振ってこい」

今季初の完封勝利は、「ハマジョーバッテリー」の復活劇。

栄光を経験し、挫折を乗り越えた左腕の本領発揮の時が来た。

「バッターに向かって攻めていくことができました。髙城さんをはじめ、野手の皆さんに感謝しています」

ウイニングボールは、恵理子さんに贈るという。


すべてを自身の力に変えていく時。

ハマのハマちゃんの第二章が始まる。

横浜の一番星と輝け!


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ ハルヒロ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号26。
濵口遥大。

BE HONEST, BE HUMBLE
AND BE GREEDY.
素直に、謙虚に、貪欲に。

心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.

 

2020年6月20日(土)

横浜スタジアム

ベイスターズ 5-10 カープ

勝 中﨑翔太 1勝0敗

負 三嶋一輝 0勝1敗

 

2020年6月21日(日)

横浜スタジアム

ベイスターズ 2x-1 カープ

勝 スペンサー・パットン 1勝0敗

負 テイラー・スコット 0勝1敗

 

 

待ちに待ったプロ野球の開幕。

野球を見られる喜びの先には、連続逆転負けという悔しい現実があった。

 

捲土重来を期した3戦目。

 

プロ7年目にして初の開幕ローテーションを掴んだ平良拳太郎。

相対するはカープのゴールデンルーキー森下暢仁。

 

対照的な右腕の対決は、最少得点差のまま終盤戦へ。

 

開幕戦で1回3失点の国吉佑樹は、堂々の2イニングパーフェクトピッチング。

 

9回にはハマの将軍 スペンサー・パットン。

 

「あの出来事のまま終わりたくない。必ず取り戻す」

 

並々ならぬ決意は圧巻のピッチングを生む。

 

ブルペン陣の力投が、最終回の攻撃につながっていく。

 

 

初戦の最終回で17球の粘りを見せた、2年連続ホームラン王のネフタリ・ソト。

ハマの新キャプテン 佐野恵太。

頼れるチャモさん ホセ・ロペス。

 

横浜が誇る新クリーンナップの怒涛の攻撃で、ノーアウト満塁の大チャンス。

 

打席には、背番号51が向かった。

 

 

1988年12月12日生まれ。

佐賀県唐津市出身の31歳。

厳木高校、日本文理大学、セガサミーを経て、2012年ドラフト6位で入団。

 

転機は2017年。

サードのレギュラーを獲得。

オールスターに初出場。

チームのクライマックスシリーズ突破、そして日本シリーズ進出の大原動力となる。

 

首位打者を獲得し、一気に球団の看板選手となった。

 

シーズンオフのファンフェスティバルでは、ニックネームでもある「くまのプーさん」のコスプレで登場。

 

選手、スタッフ、ファンから心から愛され慕われている。

横浜には欠かせない存在だ。

 

 

「ストライクゾーンに来たらいく」

 

迷いなく降りぬいた打球は右中間へ一直線。

鮮やかな逆転サヨナラヒットとなった。

 

最終回に4連打でサヨナラ勝ちしたのは、2017年8月22日以来3年ぶり。

 

筒香嘉智、ホセ・ロペスに続く3者連続ホームラン。

 

あの日も、カープ戦だった。

あの日も、背番号51が決着をつけた。

あの日から、横浜の奇跡の物語が始まったのだ。

 

そして、この日も横浜に覆った暗雲を吹き払う一撃を放った。

 

グラウンドの中心には、歓喜の輪が広がる。

 

抱き合うことはできない。

だが、最高の笑顔で歓喜のエールを交わす選手たち。

 

バックスクリーンには、オンラインハマスタのファンの姿。

 

大歓声が確実にハマの夕空に轟いた。

 

「モニター越しに喜んでもらえたんじゃないかと思います」

 

少し距離が離れていても、確実に声援は届いている。

直接会うことはできなくても、心はつながっている。

 

横浜の少し早い夏が始まった。

横浜の熱い季節が始まった。

 

頂点目指して、一気に駆け抜けよう!

 

さあ振り抜け宮﨑

気迫あふれるパワーで

夢描け鮮やかに

空高く

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号51。

宮﨑敏郎。

 

ALL THE BEST!!

成功を願って!!

 

心をひとつに。

BECAUSE WE ARE FAMILY.

2020年6月19日(金)

横浜スタジアム

 

ベイスターズ 1-5 カープ

勝 大瀬良大地 1勝0敗

負 今永昇太 0勝1敗

 

「本当に僕でいいのかな、と思いました」

 

筒香嘉智の後任として、背番号44がキャプテンに任命された。

 

1994年11月28日生まれ。

岡山県岡山市出身の25歳。

 

広陵高校から明治大学を経て、2016年ドラフト9位で入団。

 

打者としての評価は高かったが、一塁手であることから指名する球団はなかった。

 

セントラルリーグの最終指名選手として、ベイスターズのユニフォームに袖を通すことになる。

 

転機は昨シーズン。

代打の切り札として大ブレイク。終盤には四番に座ることもあった。

 

だが、まだレギュラーを勝ち取ったわけではなかった。

 

「今は腹をくくりました。僕は筒香さんじゃない。自分らしくやるしかない」

 

決意して挑むはずだった2020年ペナントレース。

世界を襲った新型コロナウィルスにより、開幕が延期される。

 

家から出ることができない。

人と直接会うことができない。

様々なスポーツやイベントが中止や延期を強いられた。

 

医療の最前線で働く方々。

エッセンシャルワーカーの方々。

 

そして老若男女すべての人々の見えない敵との戦いで、非常事態宣言が解除。

 

3か月遅れの「球春」を迎えることができた。

 

ファンは選手の姿に勇気をもらってきた。

選手たちもファンの声援で力を得てきた。

 

直接スタジアムに行くことはできない。

だが、心と心は繋がっている。

 

開幕の日が決まった。

選手たちは新キャプテンを中心に語り合った。

 

そして、新たなスローガンを決めて戦いの火ぶたは切られた。

 

ホセ・ロペスのレフトへの力強いホームラン。

今永昇太の粘りのピッチング。

平田真吾の生まれ変わったようなマウンドさばき。

ネフタリ・ソトの驚異の粘り。

 

皆の力が一つになって、雨の中最後の最後まで戦い抜いた。

 

そして新キャプテンにも、待望の初ヒットが生まれた。

 

今日は、敗れた。

だが、また明日戦う。

栄光のチャンピオンフラッグを目指して、戦いが始まった。

 

蒼き戦士の闘志

果敢に突き進め

ハマの空に弧を描け

進め Shiny Road

かっとばせ!恵太!

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号44。

佐野恵太。

 

CONCENTRATE ON EVERYTHING AND EXERT MYSELF TO THE UTMOST.

精神を集中させ努力すれば出来ない事はない。 どんな壁にぶつかっても努力をして乗り越えたい。

 

心をひとつに。

BECAUSE WE ARE FAMILY.

【読書記録】

横浜DeNAベイスターズ2020オフィシャルイヤーマガジン

横浜DeNAベイスターズ 発行

 

待ちに待った「球春」がやってくる!

 

地球を襲った新型コロナウィルスの脅威は、人類にありとあらゆる形で襲いかかった。

東京オリンピック・パラリンピックは延期。

様々なスポーツイベントが中止。

 

そのような中、無観客ではあるが日本プロ野球は3ヶ月遅れで開幕を迎える。

 

オリンピックの野球、ソフトボールのメイン会場に予定されていた横浜スタジアムを本拠地とするベイスターズのオフィシャルイヤーマガジンを、ようやく手に取った。

 

3月に開幕し、オリンピックが開催される前提で出版されたものだが、その熱は冷めていない。

むしろ、STAY HOME,STAY SAFEで、皆が静かに団結しながら、野球を開催できる状況を勝ち取ったのだ。

 

日本の守護神となった「小さな大魔神」山﨑康晃。

侍ジャパンの左腕エース「投げる哲学者」今永昇太。

ドラフト9位から這い上がった新キャプテン、佐野恵太。

 

期待の新戦力。

復活を期すベテラン。

頼れる助っ人外国人選手たち。

 

本気で優勝を狙える戦力が整った。

 

誰もが未来を予想できない新しい日常を生きている。

だからこそ、今こそ野球の力を。

横浜の底力を満天下に示そう。

 

闘いが始まる。

NEW GENERATION IS HERE.

 

もう一つのプレイバック熱烈LIVE。
3年前の夏のトークライブ再録ももいよいよ佳境へ!

どうぞご堪能ください!

2017/07/19(水)
「三浦大輔さんトークライブ」③=終
会場:横浜市西公会堂
主催:日刊スポーツ新聞社
MC:南隼人氏

南 「質問 これまで着てきたユニフォームの中で、一番好きなものは?」
三浦「今のDeNAのも好きだし、大洋ホエールズのも好きだったよ。真っ白で胸に『B』ってのも好きだったな」

南  「質問  横須賀(ファーム)で一番注目している選手は?」
三浦「飯塚(悟史)。将来楽しみだね。いい球投げてるし、マウンド度胸がいいよ。インコースへの投げっぷりとかね」

南  「だから、雨男なんじゃないんですか?」
(観客)「あーーーっ」(納得の声)
 三浦「こじつけやろーーっ」(笑い)

(飯塚投手は、雨天中止の振替試合(6/19横浜スタジアム)でプロ初先発のチャンスが巡ってきた。地元新潟での予告先発(7/4ハードオフエコスタジアム新潟)が発表されたが、雨天中止となった)

南    「次の方は11番です……」
三浦「ヒソヒソ言うなーーっ」(笑い)

南    「三浦大輔トークライブですからね」(笑い)

南    「質問    最強打者ベスト3を教えてください」
三浦「まずは別格でイチロー。松井秀喜。前田智徳。荒木雅博」

南    「良く打たれましたもんねぇ」
三浦「どんだけ2000本安打に貢献したか!(笑い)    でも、2000本安打達成の時は、お花を贈ったよ」

南    「他のバッターには、バックスクリーンにも打たれましたね」
三浦「いっぱい打たれたねぇ。柳田悠岐。カブレラ。あと、ヤクルトのベバリンな。開幕で打たれたね。相手ピッチャーなのにな」

南    「続いては18番。おっ、少年ですね。本人に質問してもらいましょう」
少年「怪我した時はどうやって克服して来ましたか?」 
三浦「まずは、怪我を直すことだけ考える。トレーナーさんの言うことを良く聞いて、しっかり食べて、しっかり休んで。そして、必ずマウンドに戻るんだという強い気持ちでのぞんでました」 

南   「またも、男の子ですね。直接本人にマイクをお渡ししましょう」
少年「ストライクが入らない時はどうしますか?」
三浦「そういう時は、体が正面を向いているもんなんだ。ピッチングは体をひねって、まわして投げるイメージでやってみるといいよ」

南    「さすが、投手兼任コーチ。わかりやすいですね」

南    「質問   引退後はいろんなテレビ番組に出られてますが、会って嬉しかった有名人はいますか?」
三浦「そう言えば、今夜放送のダウンタウンさんの番組に出させて貰ったんです。本番前に控室の前の溜まり場みたいなところで、浜田雅功さんが気さくに声かけてくれたのは嬉しかったですね」

南    「質問    お料理番組にも出られてましたが、家でお料理はされますか?」
三浦「基本しませんね。前に大きな魚を頂いたことがあったんですが、僕も女房も上手くさばけなくて、身がこんなにちっちゃくなってしまってね。料理をやろうとしても、女房に止められます」

南    「最後は会場の方から直接伺いましょう。では、大きい声の後の方のお父さん、お願いします」
観客  (マイクのいらない大きな声で)「競馬は何頭持ってますか?」
三浦「リーゼントロック、リーゼントブルースの2頭です」
南    「そこら辺は、ブログを読んで頂けると……」 (笑い) 

(質問コーナー終わり。トークは更に続く)

南 「今日は、皆さんいろんなユニフォームやタオルをお持ちくださいました。ここで、掲げて頂けますか!」
三浦「いろんなユニやタオルがあるなぁー。ありがたいなぁ」

南 「ところで今日は、ここに来るまでどんなふうに過ごされたんですか?」
三浦「娘を車で送っていって、アッシーだよ」

南 「その例え、古いですよ」(笑い)
三浦「ジム行って、汗流してね」

南 「お、鍛えていらっしゃるんですね」
三浦「現役時代とは比べものにならないけどね、何もしないのもね。あとは、ゴルフの打ちっ放しに行って、着替えてここに来たよ」

南 「ここからは、抽選会です。日刊スポーツさん特製のキーホルダー10組20名、サイン色紙10組20名です。最後に特別なプレゼントもありますよ。楽しみにしていて下さい。まずは、キーホルダーからです」

三浦(入場券&抽選券を引いて)「334番!」

けんた&光弘(二人して手を上げて)「やったーーーっ!」
三浦「おっ、いいリアクションやね」(笑い)

(けんたくんと筆者、キーホルダーが当たり、大はしゃぎ)

南 「続いて、サイン色紙の抽選です。当たった方の質問にも答えていきますね」
観客「三浦さんはいつも、どんな気持ちでマウンドに上がっていましたか?」
三浦「Hit it,if you can.打てるもんなら打ってみろ、の気持ちでした。でも、こう言い続けて、打たれ続けたという投手人生でしたね」

観客「プロ野球選手になるには、どうしたらいいんですか?」
三浦「どうしたら……。一番難しい質問やなぁ。練習しかないなぁ」

南 「次の方は遠慮をして挙手されないので、私が代読します。『ベイスターズに戻るとしたら、コーチですか? 監督ですか? GMですか?』」(笑い)
三浦「おい、GMなんて書いてないやろ!(笑い) どんな形でも、チームに貢献したいと思っていますよ」

観客「今、一番楽しいことは何ですか?」
三浦「今はね、毎日楽しいですよ。でもね、辞めて思ったのは現役時代のプレッシャーは本当に凄いものだと。休んでいても休んだ気がしない。引退した今だから、わかる。だから、現役の選手たちの苦労というか、そういうのをわかってあげてほしいな、と思いますね」

南 「では、特別プレゼントです」
三浦「おお、楽天の南さんから」(笑い)

南 「やめてくださいよ(笑い) FM YOKOHAMAで『ミナミスポーツ』という番組をさせて頂いているんですが、このポスターに三浦さんにサインを入れて頂きます!」(大拍手)
三浦「おお、番組呼んでよ」

南 「これが、ねぇ」(右手の親指と人差し指でわっかを作って苦笑い。ギャラが高いというジェスチャー)(笑い)
三浦「おい、人聞きの悪いこと言うなよ!」(笑い)

南 「三浦さんと一緒にサインさせてもらいました。初めてですね。リアルに嬉しいです」

(最後、ベイスターズのユニフォームにその場で、三浦さんがサインを入れて、当選した親子に手渡し、男の子には着させてあげていた)

南 「楽しい時間を過ごして参りましたが、最後に三浦さんから挨拶をお願いします」
三浦「本当にありがとうございました。

引退してから、まさかこんなたくさんのお客さんが来て頂けるとは、思っても見ませんでした。本当に楽しい時間でした。

これからは、テレビでも解説します。ハマスタやいろんな球場などでお会いする機会があったら、気軽に声をかけてください。

あと、しょーもない意味不明なブログをやっています。気軽に見て下さい。ベイスターズだけでなく、野球界全てのために力になりたいと思っています。

あと、あいつ(山口俊)のこと、一言だけ。正直、言いたいこといっぱいあります。ハラたって仕方ないし、直接言葉をかけてやりたい。

でも、あいつ、根はいいやつなんです。どういう状況かもわからないし、これからどうなるかわからないけど、謝るべきは謝ってきちんとしてもらいたいと思います。

皆さんには、また球場に来てほしい。プロ野球を盛り上げてほしいです。

先日、アメリカに行きましたが、皆さん球場を愛していました。ハマスタもその雰囲気に近くなっていると感じています。僕自身も、日本の野球界のために頑張ります。ヨロシク!」

(矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」にのって退場。入場時とは、別の通路からファンとハイタッチしながら)

南 「皆様、今日は本当にありがとうございました。最後に一つだけお知らせです。私も近いうちに、ハマスタのベイスターズ戦の実況をさせていただくことになりました!(拍手)

 これからも、宜しくお願いします。本日は、大変にありがとうございました。ちなみにハマスタは7回裏、3-3の同点に追いつきました」(笑い、歓声)

(終)

もう一つのプレイバック熱烈LIVE。
3年前の夏。
熱いトークを今こそ、ここで。
どうぞご堪能ください!

 

2017/07/19(水)
「三浦大輔さんトークライブ」②
会場:横浜市西公会堂
主催:日刊スポーツ新聞社
MC:南隼人氏

 

南 「紙面を使っての最後は、評論家の初仕事。順位予想です」
三浦「これは、本当に困った!」

 

南 「ベイスターズは2位。これ横浜パシフィコのイベントで発表して、大ブーイングでしたね」
三浦「まぁ、真剣に考えたからね。でも難しいし、やりにくいよ」

 

南 「パ・リーグの優勝はソフトバンク。2位はロッテ.....」
三浦「だから、皆さんこの仕事は嫌がってるね。当たるわけないし」

 

南 「あと入り口でお配りした日刊スポーツさんのチラシご覧ください。高校3年のときの写真です」
三浦「題字も書かせてもらいました。字、へたくそなんやけどね。このグローブは日本ハムで活躍された津野さんから頂いたものなんです」

 

南 「奈良県予選の天理高校戦ですね」
三浦「そう、1-3で負けた。その日も雨やった! 中断明けに打たれて負けたんよ」
南 「高校時代からの雨男だったんですか!」

 

南 「次に入団会見の写真です」
三浦「斎藤隆さんが1位で一番前やね。須藤監督が埋もれとるな」

 

南 「北九州での初勝利の写真です。あの名言『女の子と云々』は、試合後の囲み取材とかでですか?」
三浦「いや、ヒーローインタビューで」
南 「あんなことヒロインで! 今永さんに教えてあげたい」(爆笑)

 

三浦「あれはもう哲学者やね。でもね言ったんよ。お客さんを喜ばすことを言えと。三嶋、筒香にも言ったな」
南 「それで、先日のヒロインで今永投手は『優勝するのはベイスターズだよ~~』って」(笑い)
三浦「うかれてたな」

 

南 「続いて日本シリーズ」
三浦「うん、胴上げは手伝った」(笑い)

 

南 「2004年アテネオリンピック」
三浦「中畑さんやったな。侍ジャパンつながりで、今年(2017年)のWBCの前にイベント呼ばれたな」

 

南 「私が司会させていただいて、三浦さんに、中畑さん」(笑い)
三浦「20分の持ち時間で18分あの人がしゃべっとったな」(笑い)

 

南 「ギネスブックに載った24年連続ヒット。ところで、8番三浦ってありました?」
三浦「あったよ。8番三浦。9番細山田とか」(笑い)

 

南 「都市対抗野球でがんばってますね」(拍手)
三浦「でもね、ウィーランドとかバッティングがいいピッチャーならいいんじゃないかな」

 

南 「そして、引退胴上げです。引退された後でご覧になる今年のベイスターズは、いかがですか?」
三浦「先発ががんばってるよね。ヤス(山﨑康晃)も中継ぎで成長した。昨日なんかも、もうちょっとすんなりいこうぜ、と言ったけどね」

 

南 「そこが応援したくなるんですよね」

 

(写真コーナーはここまで。続いて来場者から寄せられた質問に答えるコーナー)

 

南 「ここからは、質問コーナーです。皆さんには事前に入場券に質問を書いて寄せて頂きました。頂いたものを何も見ないで、この箱の中に入れています。どんな質問が出るかわかりません」
三浦「こわいなー」

 

南 「○○番の方って、番号で呼びますからね」

 

南 「質問 娘さんと仲がいいみたいですけど、どんなところにでかけますか?」
三浦「そう思っているのは、俺だけかもね。競馬場とか牧場。動物を見に行きます(笑い)。ま、それは冗談として、たまに買い物とか行くよ。もう二十歳だからね。友達といる方が楽しいはずだよ。この間も、ディズニーランド行ってたよ。俺も行きたいなぁ」

 

南 「えーっ、耳とか着けるんですか?」
三浦「おう、着けるよ(笑い)。お土産にポップコーン買ってきてくれたよ」
南 「ポップコーンを首からぶら下げてね」(笑い)

 

南 「質問 将来、ベイスターズのユニフォームを着るとしたら、背番号は何番がいいですか?」
三浦「特にないよ。何番でもいい」

 

南 「ねぇ、ベイスターズに戻りますよね!」
三浦「おう、戻りたいよ。呼んでくれるならね」(拍手)

 

南 「戻った時には、ニッカン1面ですね」
三浦「でも、ホントに背番号は何番でもいい。こだわりはない」

 

南 「18は、横浜ナンバーになってますからね」

 

南 「質問 引退に後悔はありませんか?」
三浦「ないです。悩んで悩んで出した結論だから」

 

南 「質問 黒羽根利規にメッセージを!」(大拍手)
三浦「頑張れ! しかない」(更に大拍手)

 

南 「三浦大輔トークショーで花束を送った野球少年が、ベイスターズでバッテリーを組む夢を実現して、ノーヒットノーラン直前までいったのに・・・・」
三浦「俺は、登板する度に目指してたからね、完全試合。あの日も5回からやるよ、とバネと話していた。9回に打たれて、完封もなくなり、負けるかと思ったよ。2-1で勝ったけどね」
南 「で、アンコールヒーローインタビューで黒羽根が『この人、持ってないです』と」(笑い)
(2012年5月12日タイガース戦。黒羽根利規とバッテリーを組んで8回までノーヒットだったが、9回先頭打者の桧山進次郎にヒットを打たれる。試合は完投勝利)

 

南 「質問 ヤクルトで現役復帰を」
三浦「ごめんなさい」(笑い)

 

南 「質問 昨年引退を決断されるよりも前に、引退を考えたことはありましたか?」
三浦「よぎったことは、何度かあった。一番最初は、2010年のオープン戦。東京ドームのジャイアンツ戦でホームラン8本ぐらい打たれて。もしかしたらと、頭をよぎったのはこの時が最初かな」

 

南 「質問、というよりはこれはメッセージですね。『三浦さんに憧れてずっと野球を頑張ってきました。高校野球を引退して、今は消防士になりました。三浦さんのおかげです。本当にありがとうございました』」(拍手)
三浦「こちらこそ、ありがとうございます。ホンマ、うれしいですね」

 

南 「仕事と言えば、ドラフトでもし指名されていなかったらどうされてましたか」
三浦「社会人野球の内定をもらっていたんよ。実家は花屋だったけど、その大変さが俺にはわかる。だから家業は継いでないな」

 

(質問コーナーは、さらに続く)

2020年6月3日(水)
TVK(テレビ神奈川)の「プレイバック熱烈LIVE」を見た。

 

2016/9/29(木) 横浜DeNAベイスターズ vs 東京ヤクルトスワローズ
永遠番長!三浦大輔引退試合。

 

こみ上げる大感動。
そしてその翌年、番長のトークショーに行ったことを思い出す。

 

今こそ振り返ってみたいもう一つの「プレイバック熱烈LIVE」

 

当時の投稿を再編集して、3回に分けて投稿します!

 

 

2017/07/19(水)
「三浦大輔さんトークライブ」①
会場:横浜市西公会堂
主催:日刊スポーツ新聞社

 

MC南隼人氏が登場で大歓声。

 

かつてのハマスタスタジアムDJの名調子
「トニ・ブゥーーーーーーーーーーーーランコゥ」
を披露し、やんやの喝采。

 

そして、「止まらないHa~Ha」(矢沢永吉)をBGMに、三浦大輔登場!

 

会場後方より入場し、通路側の観客とハイタッチを交わしながら入場。
オーラが凄い!

 

(トークここから)
三浦「今日試合ですよ。皆さん、いいんですか」
南 「最近は、ハマスタチケット取れないから、それで皆さん来て下さったのでは」

 

南 「ところで、本当に引退したんですよね」
三浦「したよ!」

 

南 「いろんなイベントをさせて頂いてますけど、今日が一番多いですね」
三浦「昨日もハマスタ記者席で見てた。仕事のつもりが間違いで。15:00に着いたらゲリラ豪雨!」

 

南 「今日も、帰り皆さん雨大丈夫ですかね?」
三浦「最近は、ゆっくりさせてもらってます。しょーもないブログを皆さん読んでくれてます。ゆっくりしてます。あと野球評論は難しい。自分も一生懸命投げてきたけど打たれたな、なんて思いながら評論してます」

 

三浦「アメリカに8泊10日で行ってきました。メジャ-3試合、3A、シングルA、ルーキーリーグ。キャンプ地に球団事務所。始球式もやった」

 

南 「アメリカの球場にもリーゼントで行ったんですか?」
三浦「行ったよ。サインも日本語で書いたし。でね、3Aの球場でベイスターズのTシャツ着てたファンの人がいて。息子さんが日本人と結婚して藤沢に住んでるそうで。日本に行った時に、ベイスターズの試合をスコアブック付けながら見てて。それを見せてもらった」

 

南 「すごいですね。どうやって声かけたんですか?」
三浦「スタッフが見つけてくれてね。ずいぶん前のベイスターズvsタイガース。1番下園。先発が大家だった」

 

三浦「アメリカの日程はハードだったよ。ダイヤモンドバックス。アリゾナ。カブスのキャンプ地。ベイスターズにいたランドルフに案内してもらって、ダイヤモンドバックスのブッチャー投手コーチに会わせてもらった」

 

南 「ランドルフを語ってる時間はないので、知りたい方はウィキペディアで後ほど」
三浦「でもね、俺だけ全く時差ぼけがなかった」

 

南 「では、ここから日刊スポーツの評論家でもある三浦さんと、紙面でその野球人生を振り返りましょう」
三浦「え?今日の1面」(場内大爆笑。ちなみにこの日の1面は『山口俊暴行』)

 

三浦「言いたいこと、いっぱいあんねんけどね。みんな喜び過ぎもダメよ。あー、腹立ってきたけど」
南 「その話はそれくらいにして、三浦さんの野球人生を紙面で振り返ってみましょう」

 

南 「では、まずはドラフト指名の翌日、1991年11月23日付です」
三浦「1面は若田部(元ダイエー→横浜)さんかぁ」

 

南 「で、中面の指名選手一覧に初々しい坊主姿の写真が載ってます。拡大してみましょう」
三浦「ほーー」
(と、拡大された写真を見て突然)

 

三浦「あーーー、あかんあかん。ダメやこれ。実家の住所が載ってる。しかも番地まで載ってるやん」
南 「昔は、選手名鑑にもばっちり載ってましたもんね。時代ですねぇ」

 

南 「続いて、プロ初勝利。1993年9月5日付。『大沢(親分)怒った』が目立ってます。その下に『19歳の新星登場』と出てます」

三浦「よう覚えとるよ。あとちょっとで完封というところで、代打金本さんにカーブをホームラン打たれた。金本さんの引退試合も登板してるし」

 

南 「で、こんなコメント出してます。『緊張はしなかったですね。緊張するのは女の子と話する時だけ』」
三浦「プロ初勝利で、しょーもなーこと言っとるなぁ」

 

南 「続いて1997年。ニッカン1面。三浦完投。背番号46ですね」
三浦「優勝した年に背番号18にしてもらったからね。この年、あとちょっとまでヤクルト追い詰めて、石井一久にノーヒットノーラン喰らったんよ」

 

南 「1998年10月。横浜優勝。甲子園球場です」
三浦「この年は、神奈川の年やったんよ。高校野球、駅伝、サッカー、ラグビー、みんな優勝したからね」

 

南 「そして、日本一の時の1面です」
三浦「あ、日本シリーズね。僕も見てました(笑)。胴上げには参加したよ(笑)」
(番長は1998年の日本シリーズ第3戦に登板。敗戦投手になっている)

 

南 「2002年。横浜1勝。シーズン初勝利の時ですね。この年の1面はこれだけです」
三浦「まぁ、成績が成績やから、しょうがないわな」
(この年からベイスターズは、3年連続最下位)

 

南 「2005年。完封で10勝」
三浦「記事ちっちゃ」
南 「皆さん、中面も読んで下さいね」

 

南 「2008年。FA残留会見。『まるで謝罪会見』との見出しです」
三浦「あぁ、今日じゃなかったらなぁ。いろいろ言えんねんけど」
南 「でもね、これで永遠番長になったわけですからね!」(大拍手)

 

南 「で、引退した後はタイガースファンに戻ったと」
三浦「いやいや、今はプロ野球全体のファンです」

 

南 「2016年8月。24年連続安打ギネス認定です」
三浦「これも、『ネットで筒香』の記事に完全に負けとるな」
南 「皆さん、ネットで試合を見てくれていますからね」

 

南 「2016年9月21日。『番長さらば』。そして『永遠番長』の全面広告ですね」
三浦「これね。今だから言えるけど、ハマスタのマウンドで撮ったんですよ。引退決めて発表するまでのわずかの間で。夜中にまわりを囲んで、フタもしてね。18のユニ着てね。上から傘差して。何球かホントに投げてね。超極秘で撮った。本当に引退決めてからですよ」

 

南 「ランドマークタワーの記者会見も土砂降りでしたね」
三浦「晴れたらきれいなんだろうなぁ、と思って窓から外見てたよ」
南 「この中で、引退試合行った人?」
(たくさんの手が上がる)

 

南 「引退試合のチケット取るのに、皆さんどれだけ並んだか! ホントに雨男。登板日と天気並べてみたいな」

 

南 「2016年9月30日付。『番長ボコボコ119球』」
三浦「この黄色の『ボコボコ』だけ目立つな-」

 

南 「この日は1~3面すべて番長です」
三浦「本当に幸せでした。最高の形で送り出してもらった。次の日の新聞全部、家族が買いに行ってくれてね。スタジアム出たのは夜中の2:00過ぎで。スタッフのみんなが見送ってくれた。で、こんなんでいいのかな?」
南 「大丈夫です。いろんなところでトークショーやらせてもらってますけど、いつもうけてますよ!」

 

(紙面を振り返るコーナーはここまで。次は、写真で振り返る番長の歴史)

 

(続く)

クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 第3戦
2019/10/7(月) 横浜スタジアム

勝 ラファエル・ドリス 2勝0敗
S 藤川球児 0勝0敗2S
負 エドウィン・エスコバー 0勝2敗

雨の降りしきる横浜スタジアム。

球団設立後初、そして12球団ラストとなる本拠地開催のクライマックスシリーズ。

1点を巡る攻防は、ミスをきっかけにした失点から決着が付いた。

ベイスターズの2019年が、終わりを告げた。

喜怒哀楽が詰まりに詰まったシーズンだった。

今永昇太の快投劇の本拠地開幕戦。

代打の神様となった佐野恵太。

待ちに待った覚醒を果たした国吉佑樹の161km豪速球。

10連敗を止める石川雄洋の執念のホームラン。

ハマの精神的支柱 .ホセ・ロペスの連続守備機会無失策記録達成。

繰り返された完封劇。
ラストはマウンド上での「ヒカルのハグ」。
長年の課題だった正捕手は伊藤光がその座を射止めた。

「おなかがすいたよ」
オバQこと田代富雄打撃コーチの「魔法の言葉」から生まれた大和のサヨナラヒット。

リリーフから先発へ。そしてさらにリリーフへ。
ポストシーズンの開幕マウンドも務めた頼れる選手会長石田健大の大奮闘。

蒼い韋駄天は、真夏にハマスタへ帰還。
梶谷隆幸の大復活。

小さな大魔神 山﨑康晃は2年連続セーブ王。

嵐のカリビアン ネフタリ・ソトは2年連続のホームランキング。

春先の大不調、そして真夏の骨折から、ハマのプーさん 宮﨑敏郎は鮮やかに帰ってきた。

三嶋一輝は、71試合。
エドウィン・エスコバーは、74試合。
左右のリリーフエースの大車輪の活躍あってこその優勝争いだった。

首位ジャイアンツに手が届くところまで猛追したが、一歩及ばなかった。

本拠地で胴上げを見せつけられる屈辱も味わった。

2位とはこんなに悔しいものか。

栄冠は目の前だったはずなのに。

そして、その屈辱を晴らすファイナルの舞台にも、あと僅かで及ばなかった。

71勝69敗3引き分け。
クライマックスシリーズは、1勝2敗。

146試合を戦い抜いた選手たちは試合後グラウンドに整列し、ファンに深々と一礼。

その直後、我らがキャプテンはチームメイトに語りかけた。

「きょうでチームを離れる。夢に向かって頑張りたい」

球団として初のポスティングシステムによる大リーグ挑戦を、背番号25は明らかにした。

ベイスターズの躍進は、彼抜きにしてあり得なかった。

2009年ドラフト1位で横浜高校から入団。

2014年にレフトにコンバートされレギュラーに定着。

2015年には石川雄洋の後を受けキャプテンに。
2016年には本塁打・打点の二冠王となり、チーム初のCS出場の原動力となった。

2017年WBCで侍ジャパンの主砲として活躍。
日本を代表する選手となっていく。

またチームの勝利のためだけでなく、著書で、また外国人記者クラブの会見で、少年野球から高校野球への積極的な提言も行ってきた。

その絶対的な存在が、少年の頃からの夢を実現するために、次のステージに進むことを決めた。

背番号25あってのベイスターズ。
横浜といえば背番号25。

その歴史が一つ終わりを告げる。

そして新たな歴史が始まる。

東京オリンピック野球のメインスタジアムになる横浜スタジアム。
2020年には増築が完了し、新たなシーズンを迎える。

栄冠を逃した悔しさを胸に。

本気で優勝を目指せるチームとなって。

新たな闘いがスタートした。

あの美しい応援歌を聴くことはもうできない。

だが、熱き星たち胸にはその歓声は永遠に轟き渡っていく。

横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ筒香

さぁ打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっとばせホームラン

GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう!

FOR THE MOMENT THAT WILL LAST A LIFETIME.
一生残る、一瞬のために。

ここまでこの投稿を読んでくださった皆様。

本当にありがとうございました。

この投稿もなんとか最後まで走り抜けることが出来ました。

それもこれも、最後の最後まで熱い闘いを繰り広げてくれた選手たち、そして共に闘った皆さんがいらっしゃればこそ。

また今後ともどうぞ宜しくお願い致します!

I☆YOKOHAMA!


クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 第1戦
2019/10/5(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ 7-8 タイガース
勝 ラファエル・ドリス 1勝0敗
S 藤川球児 0勝0敗1S
負 エドウィン・エスコバー 0勝1敗

クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 第2戦
2019/10/6(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 6x-4 タイガース
勝 山﨑康晃 1勝0敗
負 岩崎優 0勝1敗

2019年秋の陣。

初の本拠地CS開催に沸く横浜スタジアムでは連日の死闘。

初戦はまさかまさかの6点差からの大逆転負け。

もう一つ負けたらシーズンは終わってしまう。

「彼はジョーカーとして使う」
エース今永昇太が連日の登板も、リードを守りきれず同点に。

9回表2アウトからは、小さな大魔神 山﨑康晃がまさかの同点ホームランを浴びる。

だが、追い抜かれなかった。

土俵際で踏みとどまり、勝負は9回裏へ。

最後の最後に、あの男が残っていた。

2年前のファーストステージ。
雨の甲子園球場。
泥の中の死闘。

試合を決める3ランホームランを放ったのも、背番号33だった。

短期決戦には、必ずシリーズ男が現れる。

最後の最後に回ってきたチャンスを、25歳の若武者が勝ち取って見せた。

鋭く降り脱いだ打球は、熱き星たちの待つライトスタンドへ。

ドラマティックかつ感動的なサヨナラ勝利。

横浜の夜空が歓喜で埋め尽くされた。

「勝ちました!」

ヒーローインタビューで、彼は叫ぶ。

「入るとは思わなかったですけど、手応えはありました。サヨナラホームは初めてだたので、あまり実感は沸かないですけど、勝てて良かったです!」

これでもう一試合、ハマスタで戦うことができる。

上を目指して、戦うことができる。

君こそ横浜の切り札。
そして、横浜の誇り。

乾坤一擲の戦いは続く。

横浜劇場を見逃すな!

Oh 横浜の誇り
胸に抱いて
道を切り開けニコ

走れ! 飛ばせ! 乙坂智!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号33。
乙坂智。

LA VIDA ES BELLA
いいことも悪いこともあるのが人生、それでも「人生は美しい」。

FOR THE MOMENT THAT WILL LAST A LIFETIME.
一生残る、一瞬のために。



2019/09/24(火) ナゴヤドーム
ベイスターズ 7-1 ドラゴンズ
勝 大貫晋一 6勝5敗
負 エニー・ロメロ 8勝10敗

「絶対に2位になれよ」

優勝がかかったハマスタ2連戦を欠場。
登録抹消が決まり今シーズンの出場が終わったキャプテン筒香嘉智は、小さな大魔神 山﨑康晃に告げる。

その想いを託された守護神は、6点リードの9回裏のマウンドへ。

後半戦の台風の目だったドラゴンズ打線のクリーンナップを、鮮やかな三者凡退で切って取る。

2年ぶり3回目のクライマックスシリーズ進出を決めた。

「12球団で唯一クライマックスシリーズに進出していないチーム」

ベイスターズにつきまとってきた呪いのような言葉は、3年前に払拭した。

だが、もう一つ屈辱的な記録があった。

「12球団で唯一クライマックスシリーズを本拠地で開催していないチーム」

この屈辱を、今シーズンの闘いで、この日の勝利で払拭した。
22年ぶりのシーズン2位が決まったのだ。

「ハマスタのお客さんは、野球のツボみたいなものをわかっていらっしゃる。ここぞという時の声援は、間違いなく12球団トップです。味方としてこんなに有り難かったことはなかったし、敵になった時こんなに嫌なものはなかった」
(佐伯貴弘)

最大で16試合。
このポストシーズンを本拠地からスタートすることができる。

シーズンを勝ちきれなかった悔しさを、やり返せる舞台は整った。

その勝利をたぐり寄せたのは、背番号16だった。

三浦大輔に憧れた横浜の野球少年は、地元横浜のシニアチームから、静岡県の桐陽高校。
日本体育大学、新日鐵住金鹿島へ。

順調な道のりではなかった。

中学では投げた記憶がほとんどない。
補欠ですらなかったのだ。

試合に出たいがために、神奈川県内の強豪校にはあえて進まなかった。

大学も右肘のトミー・ジョン手術して2年投げていない。

「プロなんて縁ないと思っていました」

保健体育の教員免許も取り、製薬会社の営業職の内定も取っていた。

だが、夢を諦められなかった。

社会人に進み、その努力が実を結ぶ。

2018年10月25日。
横浜DeNAベイスターズがドラフト3位で指名。

少年時代からの夢が実現。

背番号は16。

鈴木隆。
野村収。
右田一彦。
欠端光則。

ホエールズ、ベイスターズの70年の歴史を飾った名投手たちの系譜に連なる。

現二軍コーチの川村丈夫。
優勝時のローテーション投手として。
2000年代前半はクワトロKの一員としてリリーフで。

昨年引退した加賀繁。
先発にリリーフに大車輪の活躍。
スワローズのバレンティン・キラーとしても知られ、引退試合にはビデオメッセージまで寄せられた。

新日鐵住金鹿島の先輩の背番号を継承する事となった。

流れるようなピッチングフォームは川村。

粘り強い投球は加賀。

誠実で温厚な人柄は、同じく社会人出身の川村、加賀の両先輩の姿を彷彿とさせる。

7月まで先発ローテーションの一角を務め、5勝をマーク。

だが、そこから白星に見放された。

ファームでの調整を経て、大事な試合の先発を任されるまでになった。

5回。
打者17人。
75球。
失点1
奪三振6。

堂々たるピッチングで、自身2カ月ぶりの勝利は6勝目。
そして、チームの2位を決める大事な勝利となった。

「一人ひとり、全力でアウトを取りに行きました。今日勝てたことが自分の中で大きいです」

秋の陣に向けて、闘いは始まった。
苦しかった先発陣も、ここに来て陣容が整いつつある。

苦労人のルーキーが、その一角を担う。

新たな闘いへ。勝利へ。
そして、21年ぶりの栄冠へ。

一気に駆け抜けよう!

秋の横浜劇場を見逃すな!

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号16。
大貫晋一。

SEIZE THE DAY.
今という瞬間を大事に一生懸命生きたいという想い。

FOR THE MOMENT THAT WILL LAST A LIFETIME.
一生残る、一瞬のために。