先日のブログで登場した文化住宅についてお話します。
文化住宅(通称:文化)とは昭和20~30年代頃建てられた今で言う安アパートです。
建物は2階建て、1棟に1階2階合わせて4軒から8軒の長屋作りでした。
部屋のつくりは4畳半二間から6畳二間までの広さでしょうか!?
もちろん風呂はありません。
文化は玄関に特徴があってほぼ100%引き戸です。
ガラガラ戸です。
ガラガラ戸の上の部分に25×15cmくらいの穴が開けられていて、裸電球が1つ付けられています。
外からの雨風を防ぐために穴には白いプラスチックのカバーがはめられています。
住人は表札代りに白いカバーにマジックで名字を記入します。
夜になると裸電球に照らされて苗字が浮き上がる仕組みです。
部屋の壁などははモチろん塗り壁で隣の部屋との間は極薄く、話し声などはまる聞こえでした。
緊急の時は壁を叩いて「ドンドン!○○さん!!」と叫べば通じます。
ある時、壁の柱の隙間から竹ひごが飛び出ていたので、壁まで押し込みました。
すると、その竹ひごがまたスッスッスッと勢い良く飛び出してくるのです。
そうです。隣人の子供が工作で作った旗を壁の隙間に差し込んで飾っていたのでした。
我が家は4畳半と6畳の2間でしたが、最も住人が多かった時は大人が4人子供が3人の計7人住んでいました。
今では考えられませんが、昔はどこもそんなものだった思います。
貧しかったですが、家族も近所の人々も愛情にあふれていたような気がします。





