キジハタクランキング考察⑯【予測バイト釣法 浮上トゥイッチ】
キジハタクランキングは特殊な釣りではなく、ワームの釣りで会得した引き出しを応用する釣り

基礎あっての応用。
皆それぞれ培ってきた基礎が違うから、各々のアングラーの引き出しと融合し、多種多様なメソッドが生まれてきております。
前回のハングオフトゥイッチ釣法と同時に生まれた、別のクランキングテクニックを、
根魚ハンターズ
高橋カズユキさん
(KZY)
に、ご教授していただきました

水槽で検証した結果、キジハタはドン引きするくらい頭脳が高く、非常に高い学習能力を持っていることが判明。
でも、
時にはそれが弱点になったりもする。
これは、高い学習能力を逆手に取った釣法。
とりあえず、そのまんまの名前
【浮上トゥイッチ】
やり方は、
❶とりあえず潜らせて、ウィードかハードストラクチャーにコンタクトさせる
❷止めて浮かせる(引っかかった場合は、糸鳴きを発生させないように優しく丁寧に外す)
❸浮かせながら、ツン・フワッ→ツン・フワッ→ツン・フワッを繰り返す。軽いトゥイッチで、大きく移動させるのでなく、その場でクネクネさせるようなイメージ。
❹浮かせ過ぎたと思ったらまた潜らせて①に戻って繰り返す
イメージ的には、
目の前をポッチャリした逃げ足遅そうなベイトが泳いでるけど、(瀬戸内の場合)夜なので高速で遠くに逃げられたら追えない。
ちょっと動いて浮く→ちょっと動いて浮く→ちょっと動いて浮く→じゃあ、次もちょっと動いて浮くんじゃね?
というように、
★目の前を時間をかけて動く
★捕食者の存在に気付いていない無警戒な状態
★ちょっと動かすことで進行方向を教え、繰り返す事で次の行動を予測させる。
即ち、
【逃げられる確率<食える確率】
の状態を人工的に作り出す

フッキング位置の多くは、フロントフックが口の中に掛かっており、これは、遊泳力のあるベイトを【推進力+バキューム】で食おうとしている時。頭部(進行方向)を理解している証。
カズユキさんの釣果!
キジハタだけでなく、
ストラクチャーを躱しつつ、食わせのタイミングを与える【浮上トゥイッチ】
意図的に食わせの間を与える釣法は、狙って釣った感が大きいですね

普通にやって釣れない時に試してみて下さい



