キジハタクランキング考察⑦【クランクベイトの操作系アクション】
これまでの考察に書いた通り、ワタシはリトリーブをメインにキジハタやその他のターゲットを狙っております。
★広範囲を一撃で探れる
★高活性個体をいち早く釣ることができる
★ヌメヌメ系タイトウォブリングのクランクと組み合わせることで、サーチベイトでありながら、ここ一番の食わせのメソッドとして使える
など沢山あるけど、
最大の理由は、
巻きの釣りが好きだから(笑)
子供の頃、野池でブラックバス釣ってた感覚で、グリグリグリ ガツン!
っていう、まるでバス釣りのようなキジハタクランキングが好き。
即ち、巻きの釣りは趣きの問題であって、状況によっては非効率的になる。
非効率な状況とは(キジハタの場合)
★激寒期
★低活性時
★月夜
★超高水温期
★超激流時
などなど。
こんな時は、クランクベイトに限ったことではなく、リトリーブのように横方向に泳ぎ去っていく動きに反応が悪くなることが多い。
そんな時は、ロッド操作やリトリーブ変化による操作系アクションにチェンジするんだけど、わたくし、専門じゃないので詳しくありません
参考記事①→操作系アクションのキジハタクランキング
参考記事②→寒キジハタサスペンドクランキング
参考記事③→お手軽 クランクサスペンドチューン
浅い経験上の話になりますが、
魚って人間と比べて圧倒的に視力が低い。ましてや水中の濁りや暗闇の中。視界が効かないから側線が発達したと考えられる。
完全に動きを止めた小魚は、
頭部が認識できない→逃げる方向が予測できない→追い食いできない
【食える確率<逃げられる確率】
となり、
生物は摂取カロリーより消費カロリーの方が多い状態が続くと死んでしまう。必然的に、そのような行動をとることを嫌う。
また、
動き始めの瞬間からMAXスピードに達する生物はいない
【動き出しの瞬間=加速する直前なので食える確率が高い】
同じように、潮流に完全に同調して流れる小魚もあまり食われない。食われるのは止まった瞬間。その瞬間に【潮上=頭部=進行方向の予測】 ができる。
【止まっているものが動き始めた瞬間】
【流されていたものが止まった瞬間】
この時に、食える確率は大きく上がる。
巻いたり止めたり、竿で動かしたり止めたりを繰り返し行う操作系アクションは、その状態を人工的に作り出し、リトリーブでは食わないフィッシュイーターにスイッチを入れることが可能になっていると考えられる。
キジハタクランキング考察①で書いてる【ノーコンタクトリトリーブ】
ストラクチャーにソフトコンタクトさせ、回避して、ゆっくりただ巻き
これは、キジハタの存在に気付いていない無警戒なベイトフィッシュを模倣した釣法で、
この横の動きで釣れない場合は、
❶ロッドで動かして止める
❷リールを巻いて止める
静と動のメリハリをつけたい時は❶、曖昧にしたい時は❷
こういった【食わせの間】を与える釣法も使っています