寝たり起きたりしながら
まずはせっかくリフォームした家を快適に整えるべく
筋力低下を防ぐための運動もかねて
ゆるゆると片付けている
(運動とは言えないが寝ているよりはまし)


今年の一月末と三月に仕込んだ手前味噌は
リフォームで触らないレッスン室の
ピアノの左脚元が寝床となった

レッスンも多少あるので
仮住まい中も週に数回は自宅に戻り
部屋を整えるべく出入りしていたが
温度湿度もさることながら
麹菌のストレス環境はどうだったのかが気になるところ


私のレッスンはともかくとして
愚息も毎晩レッスン室を使っているのだ

今年の味噌は
初夏から2ヶ月間
私の歌よりよほどたくさん
愚息の歌やマズイピアノを毎晩休まず聴かされたワケである




作物にモーツァルトを聴かせて育てる
というのが流行った?時があった

AI検索してみると
モーツァルトの音楽は
野菜や植物の成長や成熟促進に効果がある
そうである

音楽を聴かせて作物を育てる方法を
音響栽培
と言って
1960年代から
世界で試みられているらしい

とっくに市民権を得ている方法であったようだ


どうやら
モーツァルトの音楽が持つメインの周波数帯が
植物を心地よくさせるらしい

胡蝶蘭は
他の音楽よりもモーツァルトを聴いたお嬢のほうが
たくさん花を咲かせた実例があるらしいし
ブドウにおいては
バッハを聴かせると成長促進
モーツァルトは成熟促進に効果があるとの説もある
とのことで
ちょっとオモロい


モーツァルトの音楽の「揺らぎ」が
自然音に似ているから
との記述があるが
それなら雅楽とか
和楽器の演奏ではどうなのだろう

そもそも和楽器は
自然の音にどれだけ近付けるか
という挑戦のはずなので

ぜひ
越天楽とか聴かせた結果も知りたい

イメージとしては
成長や成熟というより
ワビサビ禅的な枯れ…?

植物における精神的成熟とはなんぞや





いやはや脱線してしまった




味噌である



今年の味噌は美味いのか不味いのか

愚息の奏でる歌もピアノも
モーツァルトでもバッハでもない

クラシックを基本から叩き込まれた種族は
この巨匠らを必ずたくさん勉強するが
初めから脇道を歩み
なかなかエキセントリックで素敵な先生に師事している愚息(基礎はない)は
ピアノはとりあえず(今は)メシアン
(オリヴィエ・メシアンは20 世紀フランスの現代作曲家)

ピアノを弾く方はご存知であろうが
一般にはあまり知られていないと思われる
現代音楽好きな方はぜひ聴いていただきたいけれど


はたして我が家の菌氏らは
現代アート的発酵を為したのであろうか
(自分で言っている意味がわからない)






7月末に自宅に戻り
体調と片付けとに振り回され
レッスン室の味噌が常に気になりながら
やっとの思いで一昨日救出した

普通は仕込んで3ヶ月くらいで天地返しをしたほうが良いが
今年はムリだった

蓋を開けるのもムリだったので
ピアノに座り傍の味噌樽を見るたびに
ごめんよ強く生きてくれよと手を合わせながら
結局仕込んでから半年放置

ようやく気持ちが味噌まで辿り着き
放置プレイの罪悪に
開けるのも恐ろしかったが
ダメにするのはもっと恐ろしい

朝の家事をこなしたあとはゴロゴロしたいが
ここまできたら
もはや味噌の世話をしないと休めない



思い切って開けてみると
しっかり溜まりが上がり
上部の周囲にカビがきていたが
取ればなんとかなりそう

近所の麹屋さんからも
「カビは普通に生えるので恐れずに‼︎」
と笑顔で言われていたので
多めに削り取って
天地返しをして詰め直した

どうか
カビが中まで入り込んでダメになりませんように
(眼が悪いからきちんと取り切れた自信がない)


やはり1月に仕込んだほうはカビが少ない
そして
少し味見をしたら
めっっちゃウマい

比べて3月仕込みは旨みがまだ少ない

色的にはどちらもかなり熟成が進んでいるが
もう少し待ってみよう


かなり色付いて見えるが実際はもう少し薄い

(私のiPhoneは年代物なので。というのは言い訳、無精なので露出調整すら面倒臭い)

左は三月仕込み、右は一月仕込み




昨年は
10月に半分出して
残りは11月まで置いておいたら
やはり11月のほうがずっと旨みが強く美味しかった



味噌氏のお世話にすっかり疲れてしまったが
楽しかったし
出来上がりの秋が楽しみだ


美味しくなってねハート







そして
愛用していた桧のまな板が
いい加減汚くなったので
削り直しに出していたのが戻ってきた

能登地震で被害に遭った輪島の木工工房を見つけて
早速出してみたら
お盆にも関わらず
あっという間に綺麗になって戻ってきた

あと2回は削り直せるそう

木のまな板は一瞬で色が付くしカビるけど
包丁のアタリが柔らかく音が優しく
何度か樹脂製も試したけど
結局この音が好きでやめられない



ビフォーを撮っておくのを忘れてしまい
どれほど綺麗になったか明示出来ず
残念



輪島の杉本木工工房さん
返送料込みで
普通の大きさなら2,380円
(+送付料金)

削り直しをご検討の方は
ぜひ音符