先日

父の七回忌と

母の米寿の祝いで

実家に皆で集まりました


父が亡くなった六年前の連休は

前田流平家琵琶相伝者の鈴木まどか氏と

「平家琵琶とわらべうたの会」を京都清水五条で催し

学生時代を京都で過ごした父に

父の好きな一保堂の新茶と

師匠おすすめの和菓子屋さんで初夏の棹菓子をお土産に買って

連休明けに実家に持って行きました




鈴木まどか師匠。実は同級生です。

撮影は能楽写真家の上杉遥さん。

カッコ良すぎて大好きな写真。

懐かしいラブラブ




その頃の父は

自身でも体力の低下をかなり自覚していて

大好きなお茶ですら胃に負担なのだと

嘆いていました


ですが

一保堂京都本店で買ってきた新茶だ

と伝えた途端に顔が明るくなり笑い泣き

「一保堂か、それは嬉しいねえ」

お菓子と一緒にとても喜んでくれました


その数日後に意識を失い緊急入院


人工呼吸器を挿管し苦しそうに喘ぐ父の手をさすって

何度も何度も話しかけ励ました時間は

今でも忘れられません


その後持ち直し呼吸器も外れ

お見舞いに行くと

息苦しそうな囁き声ながらも

私のことも子どもたちのことも

兄や姉のことも

たくさん話してくれました


結局その数日後に逝ってしまったけれど

最後の最後に父から託された

歌についての言葉は心に刺さり

ちょっぴり父を見直しましたにやり



そんなことから始まり

この長くも短い6年間を感慨深く思い起こしつつ

認知症が進んだ母と

父が若い頃世話をしてその後ずっとお付き合いのあるお兄さん(今はオジサン音符)と

家族とともに

お坊さんのお経を聴きました




この日

母はとても調子が良く元気で

私のことも子どもたちのこともすぐに判り

とても喜んでいました

お正月は私のこともわからなかったのに‼︎


私がピアノで童謡や唱歌を弾くと

前奏で何の曲か判って歌い出すのはさすが口笛

相変わらず歌詞もよく覚えていて

こちらが舌を巻くほどでしたアセアセ

やっぱり昔歌っていた歌は忘れない。すごいなあハート


母を囲んで皆でご馳走をたくさんいただいて

その間母はずっとご機嫌で

楽しそうにしていました


相変わらずの憎まれ口は叩いておりましたが真顔

ツッコミを入れると

「ふーーん凝視

と唸って黙っておしまい


意味が理解出来ないのと

怒り出すには周りの人数が多すぎたからなのでしょう爆笑


少しの時間ベッドに横になりはしたけれど

すぐに起きてきて

また話の輪に入ってきたのはすごかったガーン

「何言ってるかぜんぜんわかんなーいえー」と主張してました笑い泣き



姉が母と同居するようになってからは

私は殆ど役に立てなかったけれど

母が好きだったピアノと歌は

私が引き継いだからヨシとしてもらおうかな音符



家族みんなで楽しく美味しく過ごして

翌日

母は特養に入所しました


まずは施設に慣れるため

しばらくは

主たる介護者の姉も会いには行けないとのこと


コロナやインフル対策で

基本的に外泊は許可されていないらしく

面会は月に2回、1回15分間だけです


なので

来月姉が面会に行く時に

一緒に付いていく予定です



まだまだ元気な母

施設に入ってもずっと元気でいて欲しいです



おかあさん

また一緒に歌おうねおねがい





父の一周忌の時に書いたブログです

改めて読むと割と良いことを言っていた父😄

書いておいて本当に良かったと思います

(すぐ忘れちゃうからねねー)

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