今年最後の演奏会は都響です。
実は都響を聞くのは今回が2度目です。
このオケが嫌いなわけではありません。
でも、あまり大きな声では言えないけど?、それも私のたった2回の経験からですが、客層が他のオケと違う気がします。
(実は前に行った時は、関係者からの招待券で聴きました。都響ですからね、お察しください その関係者が多い感じです。招待だけじゃ無くて、優先販売とかあるのかも。圧倒的に高齢の男の人が多いし)
で、今回は反田さんのラフコン2です。
私が初めて反田さんのピアノを聴いたのもラフマニノフのコンチェルト2番でした。
あれから6年半!
あの時に買ったCDは、車で仕事に行く時、聞いています。
12月19日 サントリーホール
東京都交響楽団第990回定期演奏会
指揮 アントニ・ヴィト
ピアノ 反田恭平
キラール:前奏曲とクリスマス・キャロル(1972)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18
ソリストアンコール シューマン=リスト 「献呈」
ペンデレツキ:交響曲第2番 「クリスマス・シンフォニー」
キラールとペンデレツキはポーランドの現代作曲家です。指揮者のアントニ・ヴィトさんもポーランドの方です。
キラールの「前奏曲とクリスマスキャロル」は、蚊の鳴くようなピアニッシモから始まりますが、なんと!
その中で、小銭入れをひっくり返した観客がいて、びっくり
私もそこそこコンサートを聴いてきて、飴紙のチャラチャラ音や携帯の着信音には悩まされてきました。アラームを2回鳴らしたお隣さんとはケンカまでしましたが、(それ以来、すみだトリフォニーホールは自ら出禁としています)小銭がジャラジャラジャラと、一体いくら持ってたの?というくらい落とすのを聴いたのは初めて。
でもあまりのことに、怒りよりもなんだか可笑しくなってしまいました。
でも私の前の席の男性は怒り100倍とばかりに、誰とはわからないけど、そちらの方を凝視していましたね。その後、気持ちが音楽に入らなかった様子。お気の毒
全然クリスマスキャロル感の無いキラールの後は反田さん登場。
CDに比べると熟練の感じが出ていました。ラフマニノフのメモリアルイヤーに反田さんのコンチェルト2番も3番も聴けて良かったです。
なんか、「余裕」を感じました。
反田さんのアンコールはこの前と同じ「献呈」でした。6年半前と同じ組み合わせでした。私はあの時、ラフマニノフで打ちのめされ、献呈で涙したのでした。
何度も聴いてますが、素敵でした。
休憩中、私は悩んでいました。
ペンデレツキのクリスマス・シンフォニーは事前に予習をしたけれど、とてもクリスマスなんて感じは無くて、確かに「きよしこの夜」のメロディはあるけど、陰鬱というか、圧がすごいと言うか。
私の好きな曲ではありません。
36分、耐えられるかしら。でも反田さんが終わったら帰るのはオケに失礼な気もするし。
せっかく来たのだからと頑張って聴きましたが、我慢の30分でした。目を閉じて眠ろうにも眠れない
本当に重苦しい曲です。
お隣の富士真奈美さん似のマダムは、後半はいませんでした。私も我慢せずそうすれば良かったかな。
帰りの電車で、サントリーホールで配られたチラシを持った隣のお二人の会話がまさしくアレの職業の方でした。その向こうの団体さんも。
やっぱり、今回も関係者が多かったのね
今年は全部でコンサート、舞台合わせて36公演鑑賞しました。
来年はまだわかりませんが、家族の事情でほぼ予約を取っていません。
これもまた人生。
やっぱり聴ける時に聴かないと
まあ、無理ない範囲で行こうと思います。