「じゃあ、ケン君の話しも聞いてみますね。」
担任の直美先生は言った。
その子は「え?」と思った。
だって事の顛末は自分が今すべて話したじゃないか。
何が起こったか、どうして殴り合いになったのか、誰が悪いのか。
全部を話したのに。
どうしてケン君の話しも聞く必要があろうか?
少年は、思った。
「きっと直美先生は僕のことを信じてないんだ。嫌いなんだ。ケン君の味方なんだ。」
ずっとずっと許せなかった。
なんなら、ケン君よりも許せなかった。
それから10年が経ち、
大学で哲学を学んだ時に彼は分かった。
どうしてケン君の話しも直美先生は聞いたのか。
『事実は人の数だけあるから』
だと。
こんなこと、哲学以外には25年間誰も教えてくれなかった。
ずっと、ニンゲンは同じ『現実』を共有してると思っていた。
ところが、3人居る場所には『3つの事実』があることが分かった。
そんなヘンテコな話し、主観でしか観ることが出来ないこの「人生」では気づけない。
全員が「同じ映画」を見ていると思っていた。
ところが、3人居たら「3つの映画」が放映されてる。それが『現実』の仕組みであることが分かった。
しかも、同じ大学の物理の講義が、
言葉を替えてまったく同じことを言っていた。
『観測者効果』と二重スリット実験。
見た人の数だけ、事実が形成される。
結局のところ科学者は、量子力学は、
世界にはたった一つも『事実』なんてないという真実に到達していた。
観測された量子は(現実は)、
ソレを観測した観測者にとって、
そのように振る舞って観えているだけ。
何度実験しても、『真実』はそれだけだった。
科学者は分かった。
「事実」は人の数だけある、ということが。
「じゃあ、ケン君にも話しを聞いてみますね」
今なら直美先生の言っていたことが心から理解でき、
そして長年のトラウマを彼は許すことができた。

さて、急に政治のお話し。
ロシア側のニュースソースって読んだことありますか?
「え?」って思いますよ。
いかに、自分たちが見ているニュースが『欧米側の事実』なのかに気づけるから。
もちろん、『プーチンが正義だ!』という単純な話しじゃありません。
プーチンはロシアで自分の地位を脅かす野党党首を平気で毒殺とかもしてるし。
だから、『プーチンが良い人でバイデンが悪い人なんだ』という単純な話しではありません。
そもそも、戦争の場合は『どちらが正しい』なんてありません。
どちらも正しさを握りしめてる状態を、戦争と呼ぶのだから、
「どちらが正しい」じゃなくて、
「どちらも正しさを持ってる」せいで起こっているのが戦争です。
プーチンも、NATOも「正しさ」を持ってるからウクライナ問題が起こっている。
ただ、「ケン君の話し」が日本人には伝わっていない。
メディアのルーツの違いがあるということも、知っておくべき「事実」です。
↑これを読むと、トランプなんて『プーチンは天才だ!独立した自治区が羨ましい!最強の平和維持軍を手に入れたようなものじゃないか!』って言ってるんですね。
スプートニクを読むまで知らんかった。
※くれぐれも『ほら、トランプが正しいんだー!』って話しじゃないですよ。
「ケンカしたら、両方に言いたいことがあるんだなー」
ってことが、
とにかくスプートニク(ロシア側のニュースソース)を読むと分かりますよ~というお話しでした。
スプートニクの後に、絶対に読んで欲しい記事↓
↑観測者効果がすぐに分かります。2つとも、絶対に読んでくださいね。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。中2の長男コクトウ君と、小4の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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